令和６年５月１７日分の破産・倒産情報、破産・小口倒産一覧を掲載します。

美容室の倒産が急増しています。2024年1-4月には前年同期比48.3%増の46件が発生し、過去10年間で最多となりました。このペースが続くと、2019年の年間最多記録105件を上回る可能性があります。

コロナ禍では在宅勤務やテレワークの普及で顧客が減少し、倒産は抑えられていました。しかし、2023年以降は美容資材や光熱費の高騰、人件費の上昇で収益が圧迫され、倒産が増加しています。

美容業界は参入障壁が低く競争が激しいため、コスト上昇を料金に転嫁すると顧客離れが起こりやすい状況です。そのため、技術力や接客力、ブランディング力がより重要となり、SNSを活用した集客戦略も求められています。

今後も人手不足やコスト上昇が続く中、美容室の倒産はさらに増える可能性があります。