(株)FPパートナー、生命保険業界からの過剰な便宜供与疑惑で株価大幅下落
(株)FPパートナー<7388>の株価が大幅に下落している。
東洋経済オンラインが11日夕方に、同社が生命保険業界から過剰な便宜を受けていると報じたためとみられる。
生命保険業界の「ビッグモーター」との指摘
東洋経済オンラインの記事によると、FPパートナーは生命保険業界から「生命保険業界のビッグモーター」と呼ばれており、保険会社が自社の保険商品を優先的に取り扱ってもらうために、過剰な便宜を図っているとされている。この記事では、具体的な便宜の内容についても触れられており、金融庁がこの状況に対して眉をひそめているとのことだ。
金融庁の見解と指摘
金融庁の幹部は記事内で、「便宜供与を超えて、利益供与だ」「顧客本位から懸け離れている」とのコメントを出している。また、FPパートナーの法令順守体制に不備があった可能性についても指摘。これらの指摘は、同社の経営姿勢に対する疑問を投げかけている。
FPパートナーの反応
これに対し、FPパートナーは東洋経済の取材に対し、「現時点で不祥事はないと認識している。不正確な情報によるものだ」と回答。同社は、報道内容が事実とは異なるとして、現時点での不正行為の存在を否定している。
株価への影響
この報道を受け、FPパートナーの株価は急落。投資家の間では不安が広がり、売りが優勢となっている状況だ。同社の今後の対応や、金融庁の動向が注目される。
FPパートナーの便宜供与疑惑と金融庁の厳しい指摘が、今後の同社の経営にどのような影響を及ぼすのか、引き続き注視が必要だ。