大統領選の前哨戦 TV討論会 ハリス氏勝利 差5ポイントに拡大
11月5日の米大統領選に関するロイター/イプソスの最新の世論調査で、民主党候補ハリス副大統領の支持率が47%、共和党候補トランプ前大統領が42%と、今週のテレビ討論会を受けハリス氏がリードを広げていることが分かった。
8月下旬の調査ではハリス氏の支持率は45%、トランプ氏は41%でその差は4ポイントだったが、支持を確定させる人たちが多くなってきている。
今回の調査は、登録有権者1405人を含む全米の成人1690人を対象に実施された。
ハリス氏とトランプ氏が初めて直接対決した10日のテレビ討論会については、少なくとも何らかの内容を把握しているという有権者の53%はハリス氏が勝った、24%がトランプ氏が勝ったと回答した。
さらに、約52%がトランプ氏は言葉に詰まるなどシャープな印象を見せなかったと回答、ハリス氏については21%が同様の回答をし、倍以上の差が出た。
ハリス氏は検事→カルフォルニア州の検事総長上がり、多くの裁判でディベートを実践しており、大統領選のTV討論会でもその素養を発揮させたようだ。
ともにTV討論会に向けたスタッフが相手の弱点を付く材料を準備していたが、ここでもハリス氏は大いに利用し、トランプ氏は毒舌が故に、用意した攻撃材料の多くを使用しなかったとトランプ陣営のスタッフが話している。
大統領選に無所属で挑んでいたケネディ弁護士(民主党色)の支持率は支持率が10%あったが、7月22日のハリス氏出馬で6%がハリス氏へ流れ消え4%に、ケネディ氏支援の4%はトランプ陣営支援に入ったものの、ハリス氏も支持率を伸ばし、トランプ氏との差を広げている。





