アマゾン、Xツール社製SMR原発運用へ データーセンター用電力
米アマゾン・ドット・コムは(2024年)10月16日、次世代原発「小型モジュール炉(SMR)」の開発を通じてデータセンター向け電力を確保するための3件の契約を締結したと発表した。
人工知能(AI)の利用拡大に伴ってデータセンターの電力需要が急増している状況に対応する。
アマゾンは、Xエナジーが開発予定のワシントン州でのSMRプロジェクトの事業化調査に資金を拠出。プロジェクトは州の公益企業連合が主導しており、SMRを活用して発電能力を960メガワット(MW)に拡大し、この拡大分をアマゾンと公益企業連合が利用する取り決めとなっている。
アマゾンのクラウド部門AWSのマット・ガーマン最高経営責任者(CEO)は「われわれの取り決めは今後数十年にわたるエネルギーを生み出す新たな原子力技術の構築を促進するだろう」と述べている。
XエナジーがSMR開発に投じる5億ドルの資金調達について、アマゾンが主要な出資者となる方針。
両社は2039年までに米国内にSMRを通じて5ギガワット(GW)強の電力を新たに供給することを目指しており、これは現時点で最大規模の商用プロジェクトだという。
以上、ロイター参照
2019年の世界の電力発電量に占める火力発電の割合は63.1%。
内訳は、石炭が36.7%、天然ガスが23.6%、石油か2.8%。
原子力は10.4%、水力15.7%、再生可能エネルギー10.8%。
原発1基の発電量
中型原発の発電量は100万Kwh、
現行の旧タイプの小型原発は60万Kwh、
最新の大型原発は140万Kwh。
●データセンターの消費電力は約10万Kwh、
●大型データセンターの消費電力は約30万Kwh。
AI半導体搭載のサーバーに急変換させている米ビッグテック各社のデータセンター、AI半導体により超高速計算をさせることから、消費電力はさらに多くの電力を必要とし、環境問題とも直結する電力問題が急浮上している。世界の発電量の6割は石炭発電でまかなわれ、地球温暖化・大気汚染の元凶となっている。
また、冷却に大量の水を消費することから、地下水問題も発生しているデータセンターもある。
韓国政府は原子力潜水艦を自主開発したいのかSMR(小型モジュール炉)に積極的に対応している。
韓国科学技術情報通信部は2022年6月、従来の大型原発と比べ経済性や安全性に優れ、脱炭素や電力の安定供給に資するとされる革新型小型モジュール炉(SMR)の技術開発事業に2023年からの6年間で計3,992億ウォン(約419億円)投じると発表していた。
サムスン物産と斗山エナビリティーはSMRで米ニュースケール・パワーに各々出資。
SKグループはビル・ゲイツ氏がオーナーのテラパワーとMOU契約を締結している。
日本は日本原子力研究開発機構が原子力船「むつ」を1968年に開発したが、米WH社が遮蔽体問題を事前に指摘していたにもかかわらず無視して製造したため大失敗、その後、原子力機関を取り外し、現在ではディーゼルエンジンに換装し科学調査船として運航している。
なお、東海村の研究開発用の小型実験炉は小泉氏の政権が聖域なき削減で廃棄させていた。
ただ、SMRでも大型原発でもメルトダウンした場合の問題は一緒。SMRは超小型のため安全管理しやすいが、100%安全だということではない。
もう一つ電力の大飯食らいは仮想通過のマイニング、世界中で行われ、電力問題を生じさせている。





