【青森倒産】(株)竹太商店/破産手続き開始決定 鮮魚販売業
続報。「(株)竹太商店」は(青森県西津軽郡鱸ヶ沢町大字本町***)に所在している企業です。
同社は、令和7年(2025年)2月7日に青森地裁五所川原支部破産係にて破産手続きの開始決定を受けました。(官報より参照)
申請時の負債総額は約1億円。
同社は1910年に青森県西津軽郡鰺ヶ沢町で創業し、1962年に法人化した鮮魚販売業者である。創業から114年を超える老舗企業であり、地元で水揚げされたヒラメやヤリイカ、カレイ、マダコなどの水産物を販売するほか、塩辛やカラスミといった加工品の製造も手がけてきた。
東北・北陸・北海道の水産市場に販路を広げ、地区のホテルや飲食店にも供給していた。最盛期の1986年12月期には売上高約17億9000万円を計上していた。
しかし、その後は同業他社との競争激化や水産物の不漁が続き、売上が縮小。近年では新型コロナの影響や、2022年8月に鰺ヶ沢町で発生した大雨災害による被害も重なり、経営環境がさらに悪化した。売上高は2億円前後にまで落ち込み、資金繰りが限界に達した結果、事業停止し、今回の措置となった。
この破産手続きに関しては、選任された三上和秀弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。 同破産管財人によって行われる破産手続きに関して、債権者に対する届出期間が設定されています。この期間は、令和7年3月21日まで。 また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和7年5月13日午後2時となっています。
当該事件は、令和7年(2025年)に発生したもので、番号は(フ)第6号となっています。
既報記事
【青森倒産】鮮魚販売業の(株)竹太商店