【グランドデザインという名の"ふわっとした未来図"】

長崎市が描いた「グランドデザイン」。
未来のまちの姿を壮大に描いた、らしい。
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パンフレットを開けば、「共創」「にぎわい」「持続可能性」「Well-being」など、耳ざわりのいい言葉がこれでもかと並んでいます。なるほど、これは…まるで高級なカタログ。だけど、中身を読めば読むほど思うのです。
で、結局、何をするの?
一体どこで、誰と、どうやって、この未来を創っていくんでしょうか?「市民とともに」って書いてあるけど、私たち、そんなに参加した記憶…ありましたっけ?
それとも、“市民”ってのは、最初から選ばれし人たちだけだったんでしょうか。たとえば、声の大きな人とか、やたらアンケートに協力的な人とか、あるいは…コンサル会社のプレゼン資料の中に出てくる「理想の市民像」とか?
そしてもう一つ、どうしても気になるのがおカネの話。
この立派なグランドデザイン、外部のコンサル会社にお願いしたとのこと。まあ、それはいいんです。専門的な知見も必要でしょう。でも、いくら払ったんでしょう?
ふんわりした言葉の裏に、ガッツリした委託費が潜んでいたらシャレになりません。というわけで私は、市に対して「契約内容と金額を出してください」と資料の提出を求めました。
だってね、これ、私たちの税金ですから。
「未来のまちを描くために使いました」って言われても、曖昧なスケッチじゃ納得できません。
納税者はお客様です。お客様に見せるなら、もっと透明で誠実なデザインをお願いしたい。
さて、市からの正式な回答期限は7月末。
その返事で、この“ふわっとした未来図”が名作になるのか、迷作になるのか。これから見ものです。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





