韓国の輸出1.3%増の約8.5兆円 半導体けん引 関税米減・欧亜増
韓国産業通商資源省が9月1日発表した8月の輸出額は、前年同月比1.3%増の584億ドル(約8.5兆円)、関税の影響により米国向けが新型コロナ禍以降で最大の減少を記録し、伸びが市場予想の3.0%増を下回った。
輸出は、人工知能(AI)ブームで好調な半導体の輸出がけん引し、3ヶ月連続で前年比を上回ったが、7月の5.8%増から大幅に鈍化し、過去3ヶ月では最も低い伸びだった。8月からの相互関税の発効から、7月は駆け込み輸出も増加していた。
韓国は7月末、トランプ米政権との貿易協定に合意し、韓国からの輸入品に課される関税率は日本や欧州連合(EU)と同水準の15%になった。当初の25%より低いものの、従来の10%から引き上げられ、8月7日に発効した。
その対米輸出は▲12.0%減の87億4000万ドルとなり、2020年5月以来最大の落ち込みとなり、自動車、機械、鉄鋼が減少の主要因となった。一方、現在関税が免除されている半導体と無線通信機器は伸びた。
今後は、15%の関税は他国より不利ではないことから、対米輸出が減少を続けるのは避けられないが、そのペースがさらに悪化することはないと見られている。
欧州(EU)やアジア向け輸出は好調だった。
中国向け輸出は▲2.9%減の110億1000万ドル、
東南アジア向けは11.9%の大幅増。
台湾向けは旺盛な半導体需要で39.3%急増した。
輸出の品目別では、
半導体が27.1%増、
自動車は8.6%増、
船舶は11.8%増。
一方、減少は、
石油製品は▲4.7%:減、石油化学製品は▲18.7%減。
主に価格下落で減少した。
輸入は▲4.0%減の518億6000万ドル。
貿易収支は65億1000万ドルの黒字で、前月の66億1000万ドルから少し減少した。
韓国の貿易収支の黒字は、今年1月を除き、原油価格が下がった2023年6月から今8月迄続いている。26ヶ月黒字。
以上、
余談、
中国企業はトランプ1政権に続き、2政権でも米中貿易戦争は激しさを増し、1政権ではベトナムに大量移転していた中国に工場を持つ中国企業と外資企業、2政権ではインドネシアへ大量移転中、輸出のほか2.8憶人の内需も期待できることから押し寄せている。
インドネシアは現在各地で暴動中(1日は休戦)、国内経済は悪化し国民の不満が蓄積されている。こうした中国企業のインドネシアへの大量進出に経済が浮上する可能性もある。
ただ、次期政権を狙うジョコ前大統領傀儡の息子(現在副大統領/ジョコが正副大統領40歳未満禁止の法律を変更させ現在38歳で就任)、親父が選挙地盤で党員だった(中国寄りの)闘争民主党と決別し、プラボウォ大統領誕生の立役者になった。
中国企業の更なる大量進出により、中国のインドネシアへの巻き返しも激しくなるものと見られる。インドネシアの鉱物資源の多くは中国企業が開発権益を持ち生産している。
韓国からは、そうしたインドネシアの中国企業向けの輸出も拡大するものと見られる。
政治的安定性は2019年5月のジョコ大統領の再選でも暴動が発生し6人が死亡しており、SNSが発達した今どき、世襲制ともなるとさらに混乱が生じる可能性が高い。
ジョコとプラボウォとは、首都移転ですでに対立、新首都は中心建造物のいくつかは完成しているものの閑散とし、現在は次の工事にも入っていないという。
プラボウォ氏は、経済・財政とも悪化のなか、4兆円以上ともされる首都移転を推進すべきではないという立場。
プラボウォ氏は移転の意思は全くなく、ジョコは是が非でも息子を大統領にして首都移転を進めさせたい意向があるようだ。





