アイコン 不正狂犬病ワクチンの長生生物科技に1480億円の罰金

 

 

中国政府は17日までに、製薬会社の長生生物科技股份有限公司が大量のワクチンを不正に製造していた問題で、同社に対して13億2000万ドル(約1480億円)の新たな罰金を科した。

新華社通信は16日、長生生物科技股份有限公司は、人間用の狂犬病ワクチンなど10万回以上、製造時期の違うワクチンを混ぜ合わせたり、製造日を偽ったり、期限切れの成分を使ったりしていたと報じた。
当局は、不正によってワクチンは効果を失ったものの、人体に危険を及ぼした可能性はないとしている。

同社のワクチンをめぐっては、昨年11月に子ども用のジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種混合約25万回分の製造過程で不正があったことが発覚していた。
子供の混合ワクチンの接種は国が義務付けており、当局は激怒していた。

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今年8月には、別の時期の製品にも不正が見つかり、問題のワクチンは合わせて少なくとも50万回分に達した。

同社は7月にも約50万ドル(約5600万円)の罰金を科されていた。今後さらに罰金が追加されるかどうかは明らかでない。
中国では7月から8月にかけ、不正を知った親や活動家らが異例の抗議デモを展開。
習近平国家主席は迅速な対応を約束し、これまでに少なくとも18人が警察に逮捕された。
新華社通信によると、同社は医薬品製造の許可を取り消されている。

長生生物科技股份有限公司(本社:江蘇省連雲港市海州開発区)、生産拠点を吉林省長春市に有する製薬会社、水疱瘡や狂犬病、肝炎などのワクチンの研究開発、製造、中国・インド・ロシア・エジプトなど約20ヶ国で販売している。

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[ 2018年10月18日 ]

 

 

 

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