アイコン B737MAX8型機AOAセンサー欠陥 墜落のライオン機 20度もズレ B社注意勧告

 

 

インドネシアの格安航空会社(LCC)ライオン航空の旅客機がジャワ海に墜落し、乗客乗員189人全員が死亡した事故で、事故機を製造した米ボーイング社は7日、事故原因を調査中の現地当局が指摘しているセンサーの問題について、同型機の運航会社らに注意喚起した。
 事故機は最新のボーイング製B737MAX8型機。

同社によると、インドネシア国家運輸安全委員会(NTSC)は、パイロットが事故直前にAOA(迎角)センサーの一つから誤った情報を受け取った可能性があると示唆している。AOAセンサーは、翼に対する空気流の角度に関するデータを提供する。

ボーイング社はその中で、AOAセンサーからのデータに誤りがある場合は、従来の運用規定に従って対処するよう運航事業者らに勧告した。

事故調査当局の7日の発表によると、事故機は過去4回のフライトで計器に問題があった。そのうち1度は、対気速度計とAOAセンサーの両方に問題が生じた。

NTSCの委員長が報道陣に語ったところによると、事故の前のフライトだったバリ島と首都ジャカルタ間のフライト後には、左右のAOAセンサーの示す角度に20度食い違いがあったが、この際はパイロットが無事着陸させた。
「この際のパイロットの対応は、もしも、同様の状況が起きた場合、同じ手順に従うことをボーイングが他の航空会社に勧告できるよう、同社に助言を与える参考となった」と同委員長は述べている。
以上、

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ただ、AOAセンサーの異常がB737MAX8型機の墜落に直接関係したかどうかはまだ不明。

墜落機は飛行中、そのまま海に激突し、35メートルの海底に沈んでいる。1000メートル以上上昇中でかなりの推力とスピードが出、そのまま制御できなくなり、海に機体が分解するほどの圧力で激突したものと見られている。
ライオン社は導入されたばかりのB737MAX8型機であり、それまでの運航で計器に異常があったら、運航をストップさせ調査すべきだろうが、そこが普通の航空会社と飛行機運用第一のLCC社との違いだろうか。
B737MAX8型機は2014年に完成した飛行機、すでに多くが就航している。
日本でも同型機を日航子会社のJTAが運航しているようだが、今後も多くの航空会社が導入予定。
検査飛行の時には異常はなく、引き渡してから異常が発生、一定時間運用して異常発生、事前に異常の可能性を検査できる装置はないのだろうか。
センサーそのものの異常か、不正プログラムか。

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[ 2018年11月 8日 ]

 

 

 

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