アイコン 米キャメロンLNGプロジェクトで大損失 千代田化工建設

 

 

2014年8月、キャメロンLNGプロジェクト、総投資額約100億米ドル、内74億米ドルについては国際協力銀行及び民間金融機関との融資契約を締結案件。

キャメロンLNGプロジェクトにおいて、千代田化工建設(三菱商事系)は、ジョイントベンチャーを組成しているマクダーモット社(McDermott International,Inc.(NYSE: MDR))とともに天然ガス液化プラント工事などを一括受注している。レインバース契約(実費償還方式)かは不明。

赤字原因
工事の大幅遅れ
現場が辺鄙な地にあり、建設労働者の定着率が悪い。
トランプ政策による好景気で労働者不足が生じ、当案件でも建設従事者不足が深刻、工事を左右する優秀な建設労働者ほど集まらない状態。労賃も高騰。
大規模な工事遅延損害金も発生するかもしれない

スポンサード リンク

<キャメロンLNGプロジェクト>
米シェールガス革命により休止輸入施設を輸出基地へ変身させるプロジェクト
米CLNG社がルイジアナ州ハックベリーに保有するキャメロンLNG輸入基地を、輸出基地へと転用する為、新たに年間1,200万トン(400万トン×3系列)の天然ガス液化関連設備を建設、2018年からの商業生産開始するプロジェクト。

三井物産によると、天然ガス液化プラントが建設されているキャメロンLNG基地は、LNGを海外から米国に輸入する受入基地として、2009年7月に運営開始。
しかし、技術革新によって頁岩(シェール)層に含まれる天然ガスを低コストで採掘できるようになる、いわゆる"シェールガス革命"が起こり、米国産天然ガスが輸入LNG価格よりも大幅に安い価格で供給され始めたことにより、受入基地としてはほとんど稼働していない。

受入基地には南北2つの桟橋があり、積載量217,000立方メートルという世界最大級のLNG船を受け入れることが可能。

LNGの貯蔵設備としてLNGタンクが3基あり、天然ガスを運ぶパイプラインも設置されている。
このため、新たに天然ガス液化プラントを建設すれば、既存の設備を活用しながら、受入基地を輸出基地へと転換することができる。
受入基地としてのキャメロンLNG基地は、センプラ社(Sempra Energy)の100%子会社であるキャメロン社(Cameron LNG, LLC)が保有・運営している。
この受入基地に、天然ガス液化プラントを建設して輸出基地へと転換するに当たり、三井物産の100%子会社であるMitsui & Co. Cameron LNG Investment, Inc.は、他2社と共にそれぞれ16.6%出資参画。
この事業では、年間1,200万トンの液化能力を持つプラント(400万トン×3系列)を新たに建設する。

三井物産はそのうち年間400万トンの液化能力を確保し、LNG生産開始から約20年間にわたり、原料となる天然ガスを確保しキャメロン社に供給した上で、キャメロン社が液化したLNGを東京電力、東邦ガス、関西電力、東京ガスなどに安定的に供給する。
また、日本を中心とした需要家向けのLNGを輸送するため、2015年5月までに8隻のLNG船の定期用船契約を締結した。
本LNGは、これまでの油価リンクではなく、米国天然ガス価格リンクでの販売であるため、LNG購入価格を多様化出来るというメリットがある。

三菱商事は、本プロジェクトにおいて、原料となる天然ガスを市場から調達、独自手配済のパイプラインにて輸送のうえ、LNG基地運営者であるCLNG社に天然ガス液化作業(LNG生産作業)を委託し、生産された当社分約400万トン/年のLNGを、日本を中心にアジア新興市場等の需要家へ販売予定。

<キャメロンLNGプロジェクト>
米国ルイジアナ州のキャメロンLNG社(CLNG社)を事業主体とする天然ガス液化事業
センプラ社は米加州サンディエゴの発電・LNG供給事業会社
GDFS社は仏パリの発電事業、ガス輸送会社

1108_01.jpg

<LNG運搬船は韓国製>
日本郵船は三井物産と長期定期用船契約を締結している新造液化天然ガス(LNG)運搬船の命名式が、2018年3月29日、サムスン重工業の巨済造船所(韓国)で行われた。
本船は、三井物産のキャメロンLNGプロジェクト向けのシリーズ船の第1船であり、本年4月16日の竣工後、当社グループ会社の船舶管理の下、最長25年間(延長オプションを含む)にわたり主に米国ルイジアナ州で生産されるLNG輸送に従事する。
<本船概要>
(1)全長:293.302メートル
(2)全幅:45.80メートル
(3)総トン数:114,084トン
(4)主機関:X-DFエンジン
(5)積載容量:174,000m3
(6)造船所:サムスン重工業
(7)船籍:シンガポール
本船は、174,000m3メンブレン型のLNG船で、燃料油とボイルオフガス(航行中に気化するLNG)を利用する最新式の二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」搭載。
本プロジェクトではLNG船8隻を発注。

日本政府は、韓国の大宇造船海洋をWTOに訴える前に、日本の会社が大量に韓国の造船会社に発注している現実の是正が必要ではないだろうか。
それとも日本政府は造船業政策で、船種別に放棄策を取っているのか。政府は市場原理だと開き直るのだろう・・・。
すでに日本の既存の大手造船会社は、韓国造船業界に食われ、造船業を辞めたか、予算をいくらでもくれる軍艦、潜水艦・巡視船など政府調達案件だけに絞り込んでいるかのようだ・・・。この調子では、造船そのものの技術力が廃れ、いずれ、軍艦も韓国に造ってもらう日が近いかもしれない。
日本の厚板も価格が高すぎ、中国・韓国製でも用いない限り世界で通用しない船舶価格。

 

千代田化工建設 通期業績予想修正 
連結/百万円
売上高 
営業利益
←率
税前利益
当期利益
19/3予想
400,000
11,500
2.9%
12,500
6,500
19/3修正予想
400,000
-86,500
 
-86,500
-105,000
19期修/18実
-21.6%
 
 
 
 
18/3期実績
510,873
-12,330
 
-10,100
6,445
17/3期
603,745
15,680
2.6%
-3,080
-41,116
16/3期
611,548
16,015
2.6%
16,205
3,375
18/3期
総資産
420,704
自己資本
157,557
 
    有利子負債
10,000
 
↑同率
37.5%
 

 

スポンサード リンク
[ 2018年11月 8日 ]

 

 

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ