アイコン 麻生大臣 福岡県知事選に元財務官僚の谷口博文擁立か 小川県知事推す公明党

 

 

来春予定の福岡県知事選、元財務官僚で九州大教授の谷口博文氏(64)が12日、自民党福岡県連を訪れ、推薦願を提出した。
記者団の取材に対し「自民推薦を得て立候補したい。福岡の元気をもっと高めたい」と語った。
推薦を得られなくても出馬するかについては「まだ分からない」と述べ、明言を避けた。

谷口氏は福岡市出身。1977年に大蔵省(現財務省)に入省、九州財務局長などを経て2009年に54歳で九大に入った。
現在は学術研究・産学官連携本部の教授。2011年知事選でも出馬を模索したが、自民党などの推薦が得られず断念した経緯がある。
以上、報道参照

谷口博文氏の立候補表明は、当然、裏で麻生大臣たちが動いたものと見られる。

小川県知事は、金の玉がなく、県議会でわざわざ小川知事を支援する公明党議員が、小川知事に対して、県知事選への出馬意向を問いただしたのに対し、ダンマリを決め込んでしまった。
これでは出馬の意向をいくら持っていても、金の玉がないやっちゃと見られ、県民から嫌われるのが関の山。勝負師ではまったくない。

 

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<麻生大臣と小川知事の確執>

2013年、麻生大臣と小川知事の確執が生じた。
故鳩山邦夫氏の弔い合戦で鳩山氏の倅が立候補、それに対して、自民党県連の総意で、自民党県連会長の藏内勇夫県会議員の息子が立候補、麻生大臣自らが選対本部長を務め、地元の古賀誠先生がバックにつき、自民党県連総力戦で選挙戦に挑んだ。

しかし、鳩山氏側に二階派の武田良太衆議(福岡11区)がつき、反旗を翻し、安倍首相の総裁任期を3期に延ばした貢献人、二階氏が動き、藏内氏は、麻生大臣が選対本部長を務めながら自民党公認を受けられなかった。

選挙戦では、鳩山氏は元々ブリヂストンの御曹司、地元ブリヂストンの強力な支援もあり、また弔い合戦、それに当時人気絶頂だった小池都知事も鳩山氏応援に駆けつけるなどし、鳩山氏が圧勝した。

この選挙戦で、小川知事が麻生大臣側からの藏内氏への選挙応援演説要請を断った経緯があり、麻生大臣が今もって怒り狂っているもの(韓国の歴史問題より根が深い)。

当然、選挙戦で敗れた倅の親の蔵内県連会長が、今回、小川知事を支援するわけでもなく、それも麻生大臣が露骨に支援しないとすれば千人力、自民党県連は小川知事追い落とし作戦を実行に移している。

小川県知事がいくらがんばっても自民党の推薦、公認は限りなくなくなってきている。

鳩山氏は当然、麻生派に入るはずもなく二階派に入った。

<その前哨戦があった>
2011年、前麻生知事の後任知事候補として、福岡県議会自民党内で藏内勇夫県会議員を知事候補に選出した。しかし、麻生知事(麻生大臣と同名)が後任として、麻生知事と同じ経産省⇒特許庁長官を務めた小川氏を擁立、九電が支援に動き、麻生元首相も小川支持に動き、藏内県議は立候補を断腸の思いで出馬を断念した経緯があった。麻生元首相の小川支援が決定的だった。
藏内勇夫県議は福岡県南部の筑後地方出身、同郷の古賀誠派の存在でもあった。まだ当時は、古賀誠氏と麻生太郎氏は仲が悪かった。

藏内県議の倅の選挙戦では、それまで地元福岡でも中央政界でも仲が悪かった麻生太郎氏と古賀誠氏が初めて大同団結した選挙で、麻生大臣自らが選対本部長になって戦った選挙戦だった。そして敗退。

<おまけ>
藏内勇夫福岡県会議員兼自民党福岡県連会長は、獣医師会会長でもある。加計学園問題では、獣医大を増やしたくない獣医師会を代表するキーパーソンだったが、ほとんど表舞台に登場せず、力を温存させた。当然、裏取引が麻生太郎氏・安倍首相側とあったものと見られる。
次は、議員にできなかったお倅さんを中央政界に送り出すことになろうか。
因みに藏内県連会長のお倅さんは、林元大臣(参議、山口)の秘書を務めていた若い粋のいい人だ。鳩山二郎議員のようには偉そうにちゃらちゃらしていない。

<最後に>
小川知事に元麻生知事が応援しても、現役ではなくもう過去の人、力はない。九電の支援も原発メール事件で財界活動を大きく落としており、福岡市財界の頂点七社会も昔のように一枚岩でもない。
公明党は小川知事を支援するだろうが、公明党だけでは票がまったく足りない。
立候補を断念するのだろうか。

麻生大臣の傲慢ぶりは決して福岡県民に好かれているわけではない。それも麻生氏は福岡県の炭鉱地帯の飯塚市が本拠地で、地域的にも福岡市民はあまり好きではない。それでいて、実業の世界では、福岡市に多く進出していることから、元首相でもあり福岡市にも力を有している。特にご利益に授かりたい関係する地域の県議会議員や市議会議員たち、またそれぞれの候補者たちは麻生大臣にすがっている。

小川知事は、すでに(安倍首相・麻生大臣に近い)福岡高島市長からもなめられている。
宿泊税では、先に県税として小川知事が打ち出したものの、政令都市として高島市長が後に打ち出し、さっさと徴収を決定させた。しかし、福岡県はモタモタし、決定が遅れたことにより、福岡市との調整を余儀なくされている。福岡市側も県に譲歩する様子もなく、県は徴収の決定が遅れたままになっている。小川県知事は、それをまた県議会で突つかれっぱなしである。

今の政治、人が良いだけでは務まらないようだ。強引殺法の政治家たちばかりが日本でも世界でも人気を博している。

麻生
 

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[ 2018年12月13日 ]

 

 

 

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