アイコン VW EV電池でサムスンSDIの供給体制にトラブル

 

 

ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は約500億ユーロ(約6兆1300億円)規模の電池調達計画の修正を余儀なくされている。サムスンSDIから供給を受ける契約に懸念が生じていることによるもの。
サムスンは当初、電気自動車(EV)20万台をカバーするのに十分な20ギガワット時余りをVWに供給することに同意していた。
しかし、その後、詳細な交渉の過程で生産量やスケジュールについて見解の食い違いが生じたという。協議内容の部外秘を理由に関係者が匿名で語った。
交渉の行き詰まりで約束の供給量は5ギガワット時未満に減少したという。
(要求性能の相違だろう)

EV生産が増える中、世界の自動車メーカーは大量の電池確保でしのぎを削っている。
エバコアISIのアナリスト、アルント・エリングホルスト氏は「VWは最終的に、年300ギガワット時の電池供給を必要とし、世界で複数の供給源との強固な契約がなければ、これは不可能だ」と指摘。EVに「必要なバリューチェーンを構築することは引き続き大きな課題だ」と述べている。

VWは「サムスンは当社にとって欧州向けの電池サプライヤーであり続ける」と電子メールでコメントした。サムスンはコメントを控えている。

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VWは、欧州向けの電池サプライヤーとして「LG化学」と「サムスンSDI」、「SKイノベーション」、中国向けでは「寧徳時代新能源科技(CATL)」を選定している。

2022年からSKイノベーションは北米向けのパートナーにもなる。
電池の生産能力増強のための多額の投資は激しい競争を引き起こしている。
LG化学はSKイノベーションがLG化学の元社員から企業秘密を盗んだとして、米国でのSKイノベーション工場建設(バージニア)のストップを求め米国で提訴している。SKイノベーションは不正行為を否定している。
(SKは半導体のNAND技術も東芝から盗人していた前暦がある)

<技術>
SKイノベーションは28日、年内に、一度の充電で最長で500キロまで安定して走行できる高性能電気自動車のバッテリーを世界で初めて開発し、早ければ2021年から商用化すると発表した。
その500キロの核心技術は陽極材「NCM 91/21/2」・・・電極ニッケル純度90%。

現在の最先端の1度の充電400キロとされるニッケル純度80%の「NCM811」は、SKイノベーションとLG化学、サムスンSDI、中国CATLなどが量産計画をすでに発表している。

SKイノベーションは、SKグループの半導体利益を投資し、現在、年間4.7GWh(ギガワット時)に過ぎない生産規模を、2025年までに100GWhに増やす計画。
現在、建設中の「中国常州」と「ハンガリーのコマーロム」、「米ジョージア工場」が稼働する2022年には年間生産規模が60GWhまで増える。受注残高目標量も同期間の430GWhから700GWhに拡大する方針。
そこに石橋をたたき続けだけで渡ろうともしない日本の電池専業メーカーの名前はない。

ただ、車両用二次電池は車両価格に占める割合が高く、大量生産により価格がどこまで下がるか注目され、下がらなければ、車両メーカーが合弁事業にして独自に生産もしくは受益する可能性が高い。

トヨタはすでに二次電池事業をパナソニックと合弁して開発にあたっている。それは高い安全面と充電時間の短さ+長距離走行の3拍子揃った全固体電池の開発である。
開発されれば、韓国勢の二次電池需要は一変する危険性を孕む。全固体電池は韓国の現代自動車も開発中と伝えられているが進捗状況は不明。
以上、ブルームバーグ、東亜日報等参考

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[ 2019年5月28日 ]

 

 

 

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