アイコン コカイン生産量1976トン(2017年、アヘンは別) コロンビア生産拡大

 

 

2017年の世界のコカイン生産量が前年比25%増の1976トンで過去最高だったことが、26日に発表された国連薬物犯罪事務所(UNODC)の年次報告書で明らかになった。内戦の終結したコロンビアでの生産量が急増したことが、理由の一端にあるという。
 
報告書は、世界生産量の急増は「世界のコカインの70%を生産していると推定されるコロンビアでの増加が要因」だと指摘している。

 コロンビアでは2016年に政府と左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」が和平合意を結び、内戦が終結した。コカを栽培していた農家らには別の作物への乗り換えが促され、コロンビア中部の 一部ではいったんはコカインの生産が落ち込んだ。 しかし、報告書によるとその後、コカ栽培は再び増加に転じている。

これは、以前はFARCが支配していた主に都市部から離れた地域に犯罪組織が入り込み、新たな畑でのコカ栽培が増えているためだという。

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コカインは中南米で栽培される低木のコカの葉っぱの抽出液から製造される。
低木・熱帯・葉・・・年中収穫される。
(アジア・中東で栽培されるアヘンは、植物のケシの実から抽出される違いがある。)

さらに、コロンビアの大統領に右派のイバン・ドゥケが就任し、FARCとの合意さえ、見直しを図っており、犯罪組織も活動しやすくなっている。
以上、

コロンビアを軍事支援しているのは米国、その見返りにコロンビアはコカインを密輸している。
コロンビアの麻薬犯罪組織にはメデジン・カルテルとカリ・カルテルとが有名であるが、カリの幹部はほとんど収監されている。メデシンは米政府とも対立し、政府軍にボス・パブロらは射殺され壊滅されられたが、弟が小規模化し現在取り仕切っている。
「クラン・デル・ゴルフォ」の組織は2017年、取締り強化の政府と和解している。ただ、多くの小規模の麻薬密売組織が国際組織と結託して生産を拡大させているという。

5月には、コロンビアからメキシコ経由で成田に向かっていた日本人男性(42)が、メキシコ上空で具合を悪くし、最寄の空港に緊急着陸、しかし、死亡、体内の胃や腸から246袋のコカインが発見された。包装が破けたか、胃液などで溶けたかにより急性麻薬中毒で死亡したと見られるという。
ということで、死亡した人物が、日本の暴力団関係者か、暴力団に借金をカタに運屋にさせられた人物なのか、定かになっていないが、コロンビア産コカインが日本にも大量に運び込まれていることがわかる。

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[ 2019年6月27日 ]

 

 

 

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