アイコン 中国の化学工場でまた爆発 15人死亡

 

 

中国メディアによると、河南省三門峡市の河南怡島ガス化プラントの化学工場で7月19日に発生した爆発事故の死者は20日までに15人に増えた。重傷者は15人。
新華社は、爆発でこなごなになった工場の写真を配信した。
中国メディアによると、工場周辺の約2キロの範囲内で建物のガラスが割れるなどした。

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2019年3月21日には、中国江蘇省塩城市の化学薬品工場で大きな爆発があった。
中国メディアによると、6人が死亡し、30人が重傷。死傷者はさらに増える恐れがある。

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爆発の原因は明らかになっていない。中国メディアは、爆発と同時にマグニチュード(M)2.2の地震が観測され、現場周辺には幼稚園や学校があり、授業中だったと伝えた。

2018年12月28日には、中国・北京に隣接する河北省張家口の化学工場の近くで爆発があった。
中国国営中央テレビによると、この爆発で工場近くに停車していた大型トラックなど50台が燃えるなどして、これまでに22人が死亡、22人がケガをして病院に搬送されたという。
当該の化学工場は、塩化ビニールなどを生産する「河北盛華化工有限公司」。

生産設備は先進国企業から納入されているものと見られるが、守銭奴の経営者たちに安全意識が乏しく、こうした企業の多くは地方政府が経営しており、安全問題で追求したら、逮捕される可能性もある。弁護士だろうと何だろうと政府批判はご禁制の国。また労働者に対する安全教育も乏しく、安全意識も欠如しているものと見られる。

中国では管理監督の地方性機関も含め、こうした爆発事故の人為的なものはかなり罰則が厳しくなっているが、利益を最優先させるのはどこの国の経営者も一緒。爆発が起きるとは想定外だとし、いつものとおり社交事例の謝罪で済まされる国もある。

 
[ 2019年7月22日 ]

 

 

 

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