アイコン 続、中国スマホ販売台数の大幅減 2018第1四半期 

 

 

中国市場では、サムスン電子のスマホのようにアップルのiPhoneも淘汰されようとしている。
英調査会社のCanalysの最新データによると、今年の第1四半期の中国スマホ市場は出荷量が大幅に減少し、減少幅は過去最大となった。出荷量は9100万台で、前年同期比21%の減少となり、2013年の第4四半期以来、初の1億台割れとなった。

Canalysは、中国の各地で展開されている販売キャンペーンで、中国市場には疲れが見えてきていると分析している。

競争はますます激化しており、スマホメーカーは、他社製品を模倣して組み合わせた製品を市場に投入する戦略をとっているという。

しかし、「スマホメーカーは、多種多様な機種や機能を研究開発すべきで、設備の反復利用と大量の宣伝だけで飽和しつつある市場を戦うべきではない」としている。
以上、報道参照

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だとしても、半導体同様、既存技術の進化でしかなく、価格ばかりが高騰して新鮮味は限りなくなくなっている。
スマホ世代を創りあげ、今ではパソコンを使用できない若者まで続出しているという弊害さえも生じている。
メーカーは最新テクノロジーを導入するのはもっともだが、素人目には液晶と変わらない精細の高価格の有機ELに雪崩れ込み、販売価格ばかりを高騰させている。
原価が上がれば営業利益率を確保するためには販売価格を上げるしかない。
すでに高いだけのブランド品(iPhone、GALAXY)は売れなくなり、特にGALAXYは中国市場で淘汰されている。高いだけのiPhoneも急激に販売台数を急減させ、中国でのシェアも大きく落としている。
機能がほとんど同レベルならば、安価な中国製を購入するのは当然のことだろう。

中国市場では第1四半期(1~3月)では5位までを中国勢が占め、iPhoneは4位から6位に後退、過去のGALAXYの凋落と同じパターンを辿っているようだ。
iPhoneに至っては、母国アメリカでも、GALAXYに首位の座を譲り渡している。

もうすぐ5G時代が到来する。ほとんど同時通訳型の多国籍言語通訳機能をもったスマホも登場するだろうが、もっとあっと言わせる機能が欲しいものだ。
スマホの世界では人が考えうるあったら便利の機能はすべてかなえられる時代に入って久しく、専用機機能の寄せ集めスマホに過ぎなくなっている。

<半導体の巨額投資相次ぐ>スマホの種
受託生産のTSMC(台湾積体電路製造)は4千億台湾ドル(約1.5兆円)を投資するという。
中国は2025国家政策により、最大2千億元(約3.4兆円)を半導体+ディスプレイへの投資計画を有し、すでに大手の大規模工場が完成し、今秋からでも本格生産に移行してくる。まだ建設中の工場もあり、半導体の需要がIOT家電や自動車向けなどいくら旺盛でも、現在の韓国・台湾・中国勢の積極的な巨額投資により、今後、価格下落は避けられないだろう。
米国では、韓国勢のサムスン・SKハイニックスと米マイクロンの3社(DRAM市場の96%)は生産調整の談合を行って価格を吊り上げ、半導体価格を暴騰させたとした、集団訴訟も生じている。

前回記事
http://n-seikei.jp/2018/04/post-51261.html

 

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[ 2018年5月 1日 ]

 

 

 

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