アイコン 韓国次世代戦闘機KFX 今度は中国J31のそっくりさん 造れるのかという疑問

 

 

中国の新浪軍事情報紙は、韓国の防衛産業展で第5世代戦闘機KFXの模型が登場したが、実際に製造が実現するかは難しいとする記事を掲載した。

記事は「韓国で開かれた防衛産業展DX Korea2018にて、最新のKFX戦闘機の模型が登場した。韓国は2022年の初飛行、2026年の就役を予定しているというが、胴体の下部には半埋め込み型ラックが採用され、中長距離空対空ミサイルが装備されるほか、翼の下部にも6つのハードポイントがあり、JDAM精密誘導爆弾、短距離赤外線誘導ミサイルなどの武器を搭載するようになっている」とした上で、「これは間違いなく同機のステルス性能に大きな影響を及ぼすことになる」と論じた。

さらに、「奇妙に思えるのは、同機のフォルムが見れば見るほど(中国の)J31(殲31)戦闘機に似ていることだ。現在、韓国が発表している設計プランからは、J31の変種という印象を覚える。両者は単座、双発、三角翼、2枚の外側に傾いた尾翼などの特徴で完全に一致しているのだ。F35に似ているという人もいるが、残念ながらF35は単発エンジンである」とした。

そして「KFXがJ31に似るというは、実はそれほど不思議なことではない。なぜならJ31の設計は第5世代戦闘機において『ど真ん中』に位置するからだ」とし、「大まかな設計を終えたKFXだが、これからこそが韓国にとっての大問題。細かい設計やプロトタイプ機の製造を完了する能力こそ、韓国に不足している点だ。細かい設計こそ航空技術の基礎能力が試される」と指摘している。
以上、中国紙参照

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中国側がKFXはJ31と似ているとしているが、J31は米国のF22のそっくりさんでもあろうか。J31の開発当時、米国政府や軍需産業のセキュリティはすっぽんぽんだったとされ、中国のウイルスにより、大量に軍事技術情報が盗み出されたとされる。華為の安価な通信中継器にバックドアが仕組まれていたことや、ネットやメールによるウイルス進入による大量取得、当時の中国製半導体をペンタゴンが大量に購入して軍事企業に使用させていたことなどが問題となった。

KFXはインドネシアとの共同開発機(開発費の出資を受けているが開発は韓国)。完成すれば、インドネシアが優先的に購入する計画となっている(韓国は、兵器開発品はすべて世界中に販売する計画で進めている。戦闘機も同じ)。
インドネシアと中国は政権によっては非常に近い存在にもなる。現在のジョコ政権は闘争民主党だが、党首はメガワティ元大統領(スカルノ大統領の娘)であり、今でもメガワティは中国に近い存在である。そうした国であり、イスラム国家でもある。
KFXがインドネシアに渡り、中国が密かに核心技術情報を調べ上げないとも限らない。
インドネシアは2017年7月、ロシアともSu27(第4世代戦闘機)11機の購入契約を締結している。

韓国はF35を導入する代わりに30項目あまりの戦闘システム(戦闘機と兵器の統合システムを含む)について、米国からの供与を条件としていたが、米国は要求された20数項目のシステムは供与したものの、4大核心システムの提供はせず、韓国は独自に開発するとしている。
この4核心技術は進化し続けており、F35の開発が大幅に遅れた原因ともなるほど貴重なもので、開発に10数兆円以上かかっているものと見られる。そう簡単に最先端技術を提供できるものではない。
韓国は既に

<4大核心技術とは>
米国が安全保障上、韓国に対してF35やF22に搭載されている最新の核心技術移転をしなかった。
1、 アクティブ電子走査式位相配列(AESA)レーダー
2、 ・赤外線探索および追跡装備(IRST)
3、 ・電子光学標的追跡装備(EOTGP)
4、 ・電子戦ジャマー統合技術
それに加え、戦闘機のこうした能力と兵器とを完全統合する技術。

高度なステルス性は第5世代戦闘機の絶対条件だが、韓国にとって実際はF16などの第4世代で充分。ましてや、脅威だった北朝鮮が韓国にとって今や同盟国になろうとしている時代の急変に製造する必要性の問題まで生じている。日本を仮想敵国にし続けるのならば別だが。

韓国国防科学研究所(ADD)とハンファシステムがアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーの試作品を完成させたニュースが2017年7月流れていた。ただ、そのレベルは不明。(韓国は独自に迎撃ミサイルも保有しており、朝飯前かもしれない。精度は別)

<中国のJ31第5世代戦闘機>
0929_03.jpg

<↓ KFX>(2017年発表分)
0929_04.jpg

 

 

 

 

 

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[ 2018年9月29日 ]

 

 

 

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