追報：大野精密工業（株）（埼玉）／破産手続き開始決定 負債１２億
既報。精密金型製造の大野精密工業（株）（所在地：埼玉県春日部市豊野町２丁目＊＊＊ ）は３月24日、さいたま地裁において破産手続きの開始決定を受けました。破産管財人には、井本大輔弁護士が選任されているとのこと。
申請時の負債総額は約１２億円。
資本金は３５００万円、従業員は５４名。
同社は昭和３４年創業の自動車メーカーを主な取引先にした各種鍛造金型、精密金型、鍛造用治工具の製造会社。平成２６年３月期には約９億円の売上高を計上していた。
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しかし、リーマン・ショックによる自動車業界の大幅設備投資減に同社は赤字から債務超過に陥り、自動車業界は海外への工場建設を加速させ、国内の設備投資は限られ、同社の受注は戻らず、厳しい経営環境が続き、平成３１年期も７億円台の売上高にとどまっていた。同社はそれまで各種機械や装置を最新設備に更新してきていたことから、そうした設備投資にかかわる借財も大きく、事業継続を断念して今回の事態に至った。
財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和２年７月６日午後２時。
事件番号は令和２年（フ）第３５２号となっています。
既報記事
埼玉の大野精密工業（株）／自己破産申請 負債１２億
[ 2020年4月 6日 ]
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