アイコン ソフトバンクG 7~9月期6275億円に急回復 ベイク上場貢献

ソフトバンクグループの7~9月期(第2四半期)決算は、純利益が6,275億円と前年同期の▲7,002億円の赤字から大きく好転した。
ビジョン・ファンドなど投資事業の改善が続き、2四半期連続の黒字となった。
11月9日の発表資料によると、投資損益は1兆504億円の黒字。前年同期は▲1兆4,309億円の赤字だった。,

このうち、ビジョン・ファンドなどソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズ(SBIA)の運営するファンドからの投資損益は1兆401億円の黒字(前年同期▲9,437億円の赤字)。ファンド事業の税引き前利益は7,844億円と、前四半期(1,296億円)から利益が拡大した。
昨年はシェアオフィス運営の米ウィーワークの実質経営破綻状況に陥り、経営権を取得するとともに大リストラに着手、2019年度の決算で記録的な損失を計上していた。

ソフトバンクGは8月の4~6月期決算公表時から、これまでの営業利益から投資損益の開示に変更した。営業利益には投資有価証券の売却による実現損益や投資先からの配当金などが含まれず、戦略的投資持ち株会社としての連結業績の適切な表示には有用ではないと判断したことによるもの。

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9月末時点でビジョン・ファンド1号は83銘柄を保有し、投資額の合計750億ドル(7兆7,300億円)に対し公正価値の合計は764億ドル。
ビジョン・ファンド2号は13銘柄を保有し、投資額26億ドルに対し、公正価値は76億ドルとなっている。

ビジョン・ファンド2号では、8月に米市場に上場した中国のオンライン不動産取引プラットフォーム企業、貝殻找房(ベイク、KEホールディングス)の株価上昇で5,366億円の利益を計上した。同ファンドでは、昨年11月にベイクに対し13億5,000万ドルを出資していた。
SVF2本で96銘柄保有、資産売却計画は目標超過し5.6兆円に達している。

業績不振と株価の急落に見舞われた同社は、ビジョン・ファンドによる投資活動の抑制に加え、半導体設計のアームやソフトバンクなど4兆5,000億円規模の子会社株式の売却、その一部を使った合計2兆5,000億円の自社株買いを発表した。投資家の信頼が回復し、株価は2000年以来、20年ぶりの高値を付けた。
SVFは、アマゾン、ズーム、ネビィ゛テア、スクウエア、アドビ、ドキュサイン、テスラ、ネット府リックス、グーグルなど米上場企業25社に対し、6月末時点で約39億ドル投資していることも判明した。その後の株価上昇で7~9月期に5億7000万ドルの含み益が発生し、上昇率は15%とナスダック総合指数の11%を上回っている。

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[ 2020年11月10日 ]

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