アイコン アップルカー 現代・起亜交渉中断 情報流出にアップル激怒か


秘密主義のアップル、生産委託先で韓国勢の現代・起亜との交渉を中断した。これは喜び勇んで現代・起亜自動車がアップルとの協議内容を間接的に認めたことによるもの。
 最初に独占的に報じられ、アップルが現代Gに全量発注すると思われたが、アップルの構想は世界で5~6社に対して生産委託する考えだと報道され、すでに日本勢とも交渉に当たっているとされる。
 
当情報に現代Gの株価はすっ飛び、一応高級ブランドを有する現代とは競合するおそれがあり、起亜が有力だとかつてな判断に基づき株価は報道前から60%も値上がりしている。

ブルームバーグは6日、消息筋の話としてアップルと現代自動車の電気自動車生産をめぐる協議が最近中断されたと報じた。
ブルームバーグは「現代・起亜自動車がアップルとの協議内容を間接的に認め、こうしたことがアップルとの協議をこじれさせた」と伝えた。
アップルは電気自動車開発を数年間秘密にし、協力企業を効率的に支配するためのシステムを構築している。
ブルームバーグはアップルと現代がいつ協議を再開するかは不明だと伝えた。

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一方、ウォール・ストリート・ジャーナルは5日、真偽のほどは別にして、起亜自動車が米ジョージア工場でアップルカーを組み立てるという計画と関連し潜在的パートナーと接触していると伝えた。
同紙によると、起亜自動車の親会社である現代自動車はアップルとの交渉で30億ドルを投資し、起亜自動車が早ければ2024年からアップルブランドの自動車生産を始める案を協議しているという。

合意に至れば生産初年度から起亜自動車ジョージア工場で最大10万台を組み立てることができる。

しかしアップルは現代自動車以外にも多様なパートナーとの協力案を模索しているという。前日に日経新聞はアップルがトヨタ、日産、ホンダ、三菱、マツダ、スバルの6社とアップルカー生産に向けた協議を進めていると報じた。
以上、

アップルカーの発注しだいでは、アップルも下手すれば本源のiPhone離れを引き起こす可能性もある。性能的にはすでにGalaxyに負けており、ブランド力だけでの販売であり、その可能性がある。
スマホ・タブレット・ウェアラブルは、アップルやグーグルにしてもすでに頭打ち、データセンターなどの構築に走ったり、完全自動運転車の開発に勤しんだり、売上高も巨大なら、図体も巨大になっており、次の戦略が求められる。(スマホ市場は年間20億台が限度)

そうした中、アップルは、次戦略を完全自動運転車にターゲットを絞ったようだ。その前段階でEV生産に乗り出し、様子見を行い、その後、システムだけの販売にするのか、スマホのように自社完結型でいくのか検討するものと見られる。

iPhoneは工場を持たずEMSに製造させている。アップルが部品・部材のすべてを調達し、組立担当の鴻海の中国工場に運び入れさせ完成させている。原価率40%未満、粗利益率6割以上で直売。さらにiPhoneを使用したアップルストアやアプリでの販売から巨額の利益をむしりとり、企業として空前の利益をアップルもグーグルも稼ぎ出している。

ということで、部品・部材メーカーはアップルへの直売になろうが、そうした部品・部材、電装品はアップルカー仕様ながら大量生産でなければ利益を出すことができない価格でしかアップルは仕入れない。

また、委託生産の自動車工場も、組立代だけの収入になり、多くの利益を稼ぎ出すのは困難と見られる。
アップルカーがテスラのように準高級車市場から乗り出し、その後、大衆車などへ全面展開するのかは不明だが、スマホで見る限り、準高級車市場をターゲットにするものと見られる。

自動車の場合、安全第一、部品・部材・機器メーカーも問題が生じれば、アップルから多額のリコール費用を請求され、これまでの自動車部品・部材メーカーや電装品メーカーからの調達が主になることだけは間違いないだろう。委託生産を引き受ける自動車メーカーはアップルカーの生産からの利益は限られ、宣伝効果があるのかどうかもわからない。
アップルカーと車種で競合するメーカーは、ダボハゼでない限り当然引き受けないだろう。

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[ 2021年2月 8日 ]

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