アイコン 肥満にはチンゲン菜 グルコシノレート増量作物開発


韓国科学技術研究院(KIST)らは11日、抗肥満成分のグルコシノレートの含量を最大2.4倍増やした「肥満防止チンゲンサイ(青梗菜)」を開発したと発表した。

研究チームは、肥満と糖尿発病率の高いカナダ北部原住民の健康問題の解決方法として「チンゲンサイ」に着目した。
チンゲンサイは、脂肪組織と肝臓で脂肪蓄積を抑制して炎症を下げる「グルコシノレート」が他の野菜より多いが、グルコシノレート成分を増やすと生産量が減るという問題があった。

そこで研究チームは、チンゲンサイに短波長と多波長の発光ダイオード(LED)を当てながら、露出時間と水分供給期間を様々な方法で組み合わせて実験を行った。その結果、1日に20時間光にさらされ、4時間暗い状態を維持する時が最もよく育ち、生産量は最大2倍以上伸びたという。

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一般的な栽培環境で育てた時より、グルコシノレート含量は最大2.4倍多いことが分かった。

カナダのマニトバ州立大学は、原住民臨床試験を進めて代謝性疾患の効果について調査することにしている。
研究結果は3月15日、国際学術誌「フードケミストリー」に掲載されている。

グルコシノレートは青梗菜のほか、カラシナ・キャベツ・高菜・ワサビなどアブラナ科の作物(辛味成分)に多いされるが、水に溶け出すことから、茹で方や煮汁も重要。


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[ 2021年4月13日 ]

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