新コロナ倒産累計1265件、月別、業種別、負債額別、都道府県別
東京商工リサーチによると4月13日、4月12日までの「新型コロナ」関連の経営破たん(負債額1000万円以上)の累計は全国1265件だったと発表した。
<月別では>
2020年9月以降、11月まで3ヶ月間連続で100件超え。
12月と1月は2ヶ月連続して100件を下回ったものの90件台と高水準、
2月は月別最多の122件に達し、3月はさらに上回る139件と月間最多倒産件数を更新。
4月も12日までに前月を上回るペースの68件の倒産が判明している。
<業種別>
飲食業が228件、
建設業が113件
アパレル製造販売業が110件
ホテル宿泊業が77件
飲食料品卸売業が59件
食品製造業も43件
飲食業は来店客減少、休業要請などでの打撃・直撃
工事計画の見直しなどの影響を受けた建設業
小売店休業が影響したアパレル関連(製造、販売)業
インバウンド需要消失や国内の旅行・出張自粛の影響が出ているホテル、旅館の宿泊業
飲食業などの不振の影響を受けた飲食料品卸売業と食品製造業
<負債額別>
負債額が判明した1241件の負債額別では、
1億円未満が640件、構成率51.55%
うち、1千万円以上5千万円未満434件、34.9%
うち、5千万円以上1億円未満206件、16.55%
1億円以上5億円未満で438件、35.2%
5億円以上10億円未満が80件、6.4%
10億円以上100億円未満が77件、
100億円以上6件
発生しており、小・零細企業から大企業まで経営破たんが広がっている。
<都道府県別>
1265件の都道府県別では、
東京都が297件、構成率23.4%。
大阪府は128件、10.1%
神奈川県は61件、4.8%
愛知県は57件、4.5%
北海道は56件、4.5%
スクロール→
新コロナ倒産 主な都道府県別 |
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2020年2月~21年4月12日 |
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出典:東京商工リサーチ |
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倒産件数 |
構成 |
1 |
東京 |
297 |
599件、47.3% |
2 |
大阪 |
128 |
|
3 |
神奈川 |
61 |
|
4 |
愛知 |
57 |
|
5 |
北海道 |
56 |
|
6 |
福岡 |
47 |
209件、16.5% |
7 |
兵庫 |
47 |
|
8 |
埼玉 |
40 |
|
9 |
静岡 |
45 |
|
10 |
千葉 |
30 |
|
11 |
広島 |
38 |
143件、11.3% |
12 |
群馬 |
20 |
|
13 |
栃木 |
26 |
|
14 |
宮城 |
21 |
|
15 |
京都 |
19 |
|
15 |
熊本 |
19 |
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ほか31県 |
314 |
24.8% |
47都道府県合計 |
1,265 |
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企業倒産は、負債1000万円以上の法的整理、私的整理を対象に集計。
原則として、「新型コロナ」関連の経営破たんは、担当弁護士、当事者から要因の言質が取れたものなどを集計している。東京商工リサーチの取材で、経営破たんが判明した日を基準に集計、分析したもの、
以上、企業調査の東京商工リサーチ参照