アイコン ソニーグループ 3月決算 過去最高利益の1兆円 鬼滅効果あり 部門別


同社の3月決算は新製品投入と巣篭もり需要が拡大しゲーム関係が爆進、ただ年末には半導体不足に陥り、販売機会を失したようだが、半導体不足は車載用とも関係しまだ続いているかもしれない。世界中で巣篭もり状態、ワクチンにより開放されれば仕事にも就け、収入増により需要は今後とも続く。

映画部門は新コロナの影響を受け、米国では映画館の休館が続き、ヒット作を投入できる環境でもなく、売上高は▲25%減少している。しかし、営業利益では18%も増加させており、鬼滅効果が大きく反映されている。直近、米国でも封切になっており、興業映画館数が1位の半分にもかかわらず2位の成績を出している。鬼滅の更なる利益効果は22年3月期に反映される。

CMOSイメージセンサーも同様に部門業績は▲3.5%減になっているものの、半導体全体が、昨年10月旭化成の半導体工場の全焼の影響を受け、12月には買占めなどもあり半導体不足が顕在化、引く手数多状態に至り、価格が上昇し同社の営業利益も押し上げた。半導体不足は自動車に限らず全領域にいたっており、今年8月ころまで続くと見られている。それまでは販売価格も高値取引となり同社の利益を押し上げる。

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 スマホは苦戦が続く、スマホの概念を180度転換し、アップルもサムスンも暫く追随できない製品を市場投入しない限り、LG撤退のきびすを踏まざるを得ないかもしれない。

テレビや音響製品はソニー品質というブランドを形成しており、部門で利益が出なくなるまで外すことはできないだろう。


スクロール→

2021年3月期  米基準

連結/百万円

売上高

営業利益

←率

税前利益

株主利益

18/3

8,543,982

734,860

8.6%

699,049

490,794

19/3

8,665,687

894,235

10.3%

1,011,648

916,271

20/3

8,259,885

845,459

10.2%

799,450

582,191

21/3

8,999,360

971,865

10.8%

1,192,370

1,171,776

21/20

9.0%

15.0%

 

49.1%

101.3%

22/3期予想

9,700,000

930,000

9.6%

905,000

660,000

22/21期比

7.8%

-4.3%

 

-24.1%

-43.7%

2021/3期 部門別 営業利益

 

売上高

営業利益

連結/百万円

当期

前期比

当期

前期比

利益率

ゲーム&,ネットワーク

2,656,278

34.3%

342,192

43.5%

12.9%

音楽

939,867

10.6%

188,056

32.1%

20.0%

映画

758,767

-25.0%

80,478

18.1%

10.6%

エレクトロプロダクト

1,920,730

-3.5%

139,180

59.5%

7.2%

イメージ&センシング

1,012,497

-5.4%

145,876

-38.1%

14.4%

金融 

1,668,921

27.6%

164,582

27.0%

9.9%

その他

229,253

-8.8%

11,368

-30.2%

5.0%

調整

-186,953

 

-99,867

 

 

合計

8,999,360

9.0%

971,865

15.0%

10.8%

 

[ 2021年4月29日 ]

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