アイコン 木材価格急騰 米経済回復、新コロナで戸建需要増 1年で3倍高

新コロナの影響により住宅の戸建需要が急増している米国住宅市場、日本でも新築住宅着工戸数における全般的な落ち込みの中、戸建需要は堅調に推移している。

こうした需要増に米国では住宅用木材が不足して価格が急騰している。日本にもすでに大きな影響が出ており、米発「ウッドショック」となっている。

28日のシカゴ商品取引所(CME)で木材先物価格は1000ボードフィート(bf)当たり1424.90ドル(約15万5000円)で取り引きを終えた。
新コロナ下の昨年4月1日259.80ドルだった価格が1年間に6倍近く急騰した。
新型肺炎以来、郊外の一戸建て住宅を建てようとする米国の家庭が急増し、原材料である木材の値段が大きく上がっている。
2月米国住宅価格指数は1年前より12%上がって15年ぶりに最高となった。

米国で木材の品薄現象が起きたのは伐木規制が強化された1990年代と世界金融危機直前の住宅市場の景気が最高潮に達した2008年に続いて3回目。

ウッドショックの影響は、住宅用木材の70%を輸入に依存する日本に飛び火している。米国市場が自国はもちろん、欧州の木材まで吸収して日本へ向かう物量が大きく減少した。

 

輸入量が減り、輸入木材の価格が30%急騰すると、日本産木材の価格までともに上昇している。

建築会社は、輸入材から日本産木材を使い始めている。

1月10日7260円だった3メートルの杉の価格は、4月9日1万1825円で1.5倍上昇している。

木材価格の急騰で住宅用木材(集成材)を作る新建材メーカーは相次ぎ減産に入った。

コロナ惨禍以降、日本でも郊外の一戸建て住宅の需要が増加しており、木材の品薄状態の影響が建築市場全体に広まるという予想も出ている。

価格高騰を受け住宅建築が遅れ、着工戸数の減少、建設業全般の収益性が落ちるという分析も出ている。

日本の住宅建築費用で木材が占める割合は10%と推算されている。

ウッドショックが長期化すれば建設会社が木材価格上昇分を住居価格に転嫁して住宅価格を引き上げる可能性があると日本経済新聞は見通している。
以上、中央日報日経新聞など参照

昨年の新コロナ旋風、米国の景気はトランプ時代から好調を維持しており、新コロナで一時的に極端な景気後退はあったものの、政府支援策もあり回復基調にあり、住宅着工戸数も伸びてきている。それも新コロナの影響から集合住宅より戸建需要が伸びている。1月2月の冬季は寒波もあり減少したものの、3月には2006年以来となる173万戸に達し、4月には木材価格が急伸している。

米国ではワクチン効果で更なる経済回復となっており、米国木材市場では住宅着工戸数は景気回復と共に上昇すると見ており、暫く木材価格は高騰し続けるものと見られる。
日本の住宅市場も、特に注文住宅や戸建て分譲住宅に大きく影響してくる。

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↓米住宅着工戸数1年間推移
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↓米国、ケースシラー住宅価格指数
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[ 2021年4月30日 ]

 

 

 


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