アイコン 韓国でも初の2000人超えの2223人感染


韓国は規制強化もあり7月7日からこれまで1000人台を維持してきたが、11日の発表では初めて2千人台を突破、2223人が感染したと疾病管理庁が報告している。

うち78人は韓国人含む海外からの流入者(韓国人36人、外国人42人)であり、中国外のアジアからの流入者が50人を占めている。韓国では7月からワクチンパスポートを適用しており、流入者が増え増加したものとも見られる。
感染者が多かったのは、ソウル市の650人、京畿道の648人、仁川の107人、以上首都圏での発生が全体の63.2%を占めている。
も一つの感染拡大地である南部の慶尚道、釜山が125人、慶南139人、大邱が66人、蔚山が48人などとなっている。
 
韓国では7月12日から首都圏では最高のレベル4規制に入り、最近では釜山など感染増加地域へもレベル4を拡大している。

韓国の場合、規制違反者には罰則規定があり、悪質者は逮捕される可能性もあり、規制遵守者が多いが、そうしたレベル4の韓国でもデルタ株に前に感染が広がり、日本同様、規制の有効性に陰りが出ている。
ダンスクラブなど遊興施設は営業禁止、しかし料飲食店は午後10時まで営業可能となっている。ただし、人の集まりは昼間は4人まで、午後6時以降は2人までとソーシャルディスタンスは非常に厳しくなっている。

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デルタ株は人が集まっただけで感染することから、クラスターも発生しやすく、職場や宗教関係、医療・高齢者施設、塾、家庭内感染なども多くなっている。当然、満員の通勤電車内などは危険ともいえる。

一方、ワクチン接種はワクチン手配の遅れから遅れており、さらに手配ワクチンの入荷も大幅に遅れ、最近では日の接種数が30万件前後まで落ちている。
また、韓国の場合、ワクチン争奪戦の中、ワクチン手配が遅れた影響から、コンスタントなワクチン入荷はなく、AZ製、ファイザー製、J&Jヤンセン製(唯一1回完了型)、モデルナ製の4種を接種、それもメーカー側が入荷させるだろうとの期待感から、2回目用のワクチンも1回目に使用したところ、メーカー側からは最終約束分しか送ってこず、3週間後の2回目接種を4週間以上に引き伸ばし、最近では6週間にするという。この間、ワクチン不足から2回目接種者に対して一部交差接種も実施している(メーカーの推奨していないが海外では有効だと英国やカナダ、ドイツなどの担当局が発表しているものの苦肉の策とも言える)。
1回接種でも、3割台の感染リスク回避力、入院・重症化リスクの低減があり、有効性は立証されている。
だが、1回目でも2回目でも接種者が感染すれば、第3者に感染させる能力も持ち、感染拡大にシフトしてしまう。

韓国も日本同様、最悪で最強のロックダウン政策を残してはいるものの、手の打ちようがなくなってきている。

文在寅大統領は不利な時には表舞台に登場せず、そのたびに支持率が上がる不思議な韓国でもある。発言して、揚げ足を取られ支持率下落、ダンマリで支持率アップ。

韓国の感染者数週間推移

85

1,775

86

1,704

87

1,823

88

1,727

89

1,491

810

1,537

811

2,223

 

[ 2021年8月11日 ]

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