韓国では１１月1日から段階的規制緩和に入った。飲食店の営業時間も酒類ありで２４時間営業も可能となっている。しかし、開始２日後の３日には、過去４番目の感染者が発生している。ここにきて多くなっている世代は１８歳未満と高齢者が増えているという。高齢者の場合、日本と同じように非常に高い接種完了率になっているが、それでも増えており、対策として療養病院などのスタッフに対して、ワクチン接種の有無を問わず、全員、週に1回PCR検査を実施し、新コロナに対して脆弱な高齢者の感染拡大を防止するという。

一方、接種しない層や接種が進んでいない１８歳未満の感染構成率も２０％以上と高くなっている。これは塾やスポーツ活動などで感染が広がっており対面授業も開始され、さらに増加するものと懸念されている。

飲食店などに対しては、指導どおり防疫対策が採られているか、警察も含めて４日からパトロールするという。１日には全国で飲酒運転により３００人近い人たちが検挙されている。

感染者が７月から１０００人以下にならないのは、感染力の強いデルタ株に対して、１０月３１日まで酒類提供含めて午後１０時まで認可していた規制措置にあるようでならない。酒が入るとよくツバが飛ぶ。この制限時間も１日から解除されている。

トップも含めた政治家は犬食論争より足元の新コロナ対策が一番必要ではないだろうか。