隣国に見る追加接種の必要性 ブレークスルー感染者の急増
隣国では感染者の増加とともにブレークスルー感染者が増加している。11月28日時点で接種完了者の感染者数は72000人あまりとなっている。その後も増え続けている。
ワクチン種類別のブレークスルー感染発生率は、
J&Jヤンセン製ワクチンが0.489%(10万人当たり489.4人)、
アストラゼネカ製が0.342%、(日本も一部使用)
混合接種者が0.219%、
※ファイザー製は0.132%、
モデルナ製は0.021%
これまで3回目の接種まで終えた人のブレークスルー感染の割合は0.016%、死亡者は0人、重症患者は1人であり、追加接種の有効性が明らかになっている。
<年代別感染者数の発生状況>
※数値は隣国当局の発表値
スクロール→
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12月9日迄 |
11月9日迄 |
1ヶ月間 |
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12月9日現在 |
累計 |
割合 |
累計 |
割合 |
差数 |
割合 |
80代超 |
16,586 |
3.3% |
10,549 |
2.8% |
6,037 |
5.3% |
70代 |
29,571 |
6.0% |
18,530 |
4.8% |
11,041 |
9.8% |
60代 |
66,465 |
13.4% |
44,175 |
11.5% |
22,290 |
19.7% |
高齢者小計 |
112,622 |
22.7% |
73,254 |
19.1% |
39,368 |
34.8% |
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20~59歳小計 |
302,132 |
60.8% |
250,633 |
65.4% |
51,499 |
45.5% |
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10~19 |
48,819 |
9.8% |
36,644 |
9.6% |
12,175 |
10.8% |
0~9歳 |
33,011 |
6.6% |
22,876 |
6.0% |
10,135 |
9.0% |
0~19歳小計 |
81,830 |
16.5% |
59,520 |
15.5% |
22,310 |
19.7% |
合計 |
496,584 |
100.0% |
383,407 |
100.0% |
113,177 |
100.0% |
上表のように11月9日までの感染者の年代別割合と11月9日と12月9日までの1ヶ月間の割合は、高齢者の感染が大幅に増加していることがはっきり現れている。
.高齢者の感染者割合でそれまで19%台だったものが、この1ヶ月間は34%台まで上昇、また接種完了率と接種していない20歳未満も15%台から19%台まで4ポンイト増加している。感染者数の絶対数が多く、感染割合以上に問題でもある。
20~59歳はワクチン効果が発揮されているものと見られる。しかしこうした人たちがウイルスをモノに付着させ家庭内に持ち込む可能性は否定できない。
家庭内感染⇒学校・塾/職場/教会等コミュニティ⇒家庭内感染・・・感染拡大のスパイラルに陥っている。
隣国ではスマホで、国民の一定区間の移動データをチェックしているが、2019年12月と今年10月までの規制期間、および11月からのウィズコロナ期間の移動回数はほとんど変化がない。それほど国民の巣篭もり者は少なく普段どおり動きまわっていることが明らかになっている。
高齢者施設や高齢者は、感染力が強いデルタ株に対する防疫対策が、ワクチンを接種して気が緩んでいた可能性もある。
これに対して隣国政府は、高齢者の追加接種を積極化させている。しかし、保有ワクチンの問題もあるのか、日の接種回数は30万回未満であり、特に重症化率・致死率の高い80歳以上の接種割合を増加させている。
当然、逼迫している病床は大幅に増床させているものの現場で利用させるには時間もかかり、重症病床には限りもある。
それでも追加接種が進み、また療養病院等高齢者施設の就業者の週2回PCR検査義務など防疫に対する緊張感も生じてきており、高齢者施設等のクラスターの発生は大幅に減少してきていると報告されている。
隣国政府の戦略は間違っていないが、感染者増に連れて重症者は必ず増加することから、一方でウイルスを制御せず感染源となっている「規制緩和」を最低でも11月以前に戻す必要があるのではなかろうか。
いつまでも「後戻りはできない」と固執する必要がどこにあろうか。こうした状態は12月いっぱい続くものと見られる。今では5千人・1万人の感染者は想定内と当局者が述べるなど・・・。
※追加接種数は12月9日現在4,843,497人となっている。
スクロール→
隣国のワクチン接種官僚と追加接種状況 |
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12月5日現在 |
人口 |
接種完了 |
割合 |
追加接種 |
割合 |
80代以上 |
2,255,736 |
1,866,446 |
82.7% |
1,009,969 |
44.8% |
70代 |
3,757,129 |
3,501,284 |
93.2% |
938,654 |
25.0% |
60代 |
7,140,703 |
6,778,989 |
94.9% |
499,946 |
7.0% |
高齢者小計 |
13,153,568 |
12,146,719 |
92.3% |
2,448,569 |
18.6% |
|
|
|
|
|
|
18~59歳小計 |
30,985,692 |
28,329,042 |
91.4% |
1,504,040 |
4.9% |
|
|
|
|
|
|
12~17歳 |
2,768,836 |
864,086 |
31.2% |
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|
0~11歳 |
4,441,020 |
0 |
|
|
|
0~17歳小計 |
7,209,856 |
864086 |
|
|
|
合計 |
51,349,116 |
41,339,847 |
80.5% |
3,952,609 |
7.7% |
※外国籍居住者221万人、外国人不法滞在者39万人。
スクロール→
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12月9日 |
12/8日 |
12月7日 |
合計 |
7,102 |
7,175 |
4,954 |
ソウル |
2,790 |
2,901 |
2,120 |
京畿道 |
2,141 |
2,268 |
1,321 |
仁川 |
497 |
433 |
251 |
首都圏計 |
5,428 |
5,602 |
3,692 |
構成率 |
76.4% |
78.1% |
74.5% |
釜山市 |
252 |
253 |
160 |
大邱市 |
132 |
127 |
129 |
光州市 |
36 |
57 |
47 |
大田市 |
167 |
185 |
121 |
蔚山市 |
49 |
26 |
14 |
世宗市 |
16 |
16 |
11 |
江原道 |
139 |
143 |
109 |
忠北道 |
92 |
61 |
80 |
忠南道 |
208 |
203 |
135 |
全北道 |
125 |
103 |
74 |
全南道 |
69 |
54 |
58 |
慶北道 |
143 |
131 |
129 |
慶南道 |
193 |
156 |
129 |
済州島 |
48 |
51 |
61 |
検疫 |
5 |
7 |
5 |
うち海外入国 |
20 |
33 |
30 |
地方計 |
1,669 |
1,566 |
1,257 |