アイコン 仮想通貨 再び大暴落 マスク砲 音沙汰なし 激しい上下運動


仮想通貨(暗号資産)のビットコインは、24時間で7%あまり値を下げ、米東部時間21日午前3時時点で3万9,097ドル(約440万円)に落ち込んだ。これは年初来で15%超の下落。昨年11月には6万8,990ドルの史上最高値を付けていた。
日経の相場では、日本時間23日04時14分現在、約3万3,4300ドル水準となっている。
ビットコインに次ぐ価値を持つ暗号通貨イーサリアムも8%以上下落し、同前日比8.6%安の268,000台で推移している。

米連邦準備制度理事会(FRB)が予想よりも積極的に景気刺激策を縮小する可能性を示唆して以降、投資家は仮想通貨などの高リスク資産に神経質になっている。
各国政府による規制も強化されている。
ロイター通信は20日、ロシア中央銀行が暗号通貨の使用や採掘の禁止を提案したと報道。ロシアは世界最大の仮想通貨(マイニング)国の一つだが、中銀は自国の金融の安定性にとって脅威になりうると判断した。
ロシアの提案の数ヶ月前には、中国が仮想通貨の全面規制に乗り出し、取引と採掘を禁止していた。
 

スポンサーリンク

カザフスタンでは1月上旬、燃料価格高騰に抗議するデモが反政府デモに発展、政府は警察に対して無差別発砲許可の強硬姿勢。同国政府はSNSを遮断するためネット回線を遮断、中国がマイニング禁止より同国へ機材などが大量に流れ一大マイニング拠点に変容していたものの、それによりマイニングができなく、仮想通貨相場が下落していた。

隣国の若者は、不動産投資すべきだろうが、いまや高値の華、足元では新コロナ政策により融資が緩くなり、借金して株や仮想通貨投資が大幅に増加、当初株が上昇、その後停滞と見るやその流れは仮想通貨に移動、21年4月だけでも180万人が新規参戦したものの、その4月を頂点に暴落、痛い目にあった。しかし、4ヶ月をかけ盛り返し昨年11月には最高値に至っていた。高値も束の間、下落に転じ、ビットコインの場合、5万ドルの壁、4.5万ドルの壁、4万ドルの壁へと徐々に値を下げ続け、1月22日には4万ドルの壁を大きく突き破ってしまった。
原因は、あくまで仮想通貨であること、米国のテーパーリングによりダウン、金利上昇によるダウンと今後とも景気しだいでは米国の金利上昇は続くことから仮想通貨の先行きは暗いとしか言いようがない。

投資家もあまりの変動幅の大きさに、上げにも下げにも敏感になっており、目先、米金利の影響を受け続け、一方で米民主党政権は仮想通貨容認派であり、今回の騒動が落ち着いても、上昇しても、下げも再び大きくなるものと見られる。
ただ、仮想通貨は裏づけなしのあくまで仮想の通貨、資産家や投機筋のお金遊びの道具の一つでもある。ジャーナリストたちがもっともな屁理屈や御託を後追いで取っ付けても仮想の世界だ。
以前はマスク砲が炸裂するたびに価格は上昇していたが、マスク砲も撃ち過ぎて空砲(空撃ち)が目立つようになり、もう誰も相手にしなくなった。イソップ童話の「狼と少年」を地で演じている。

仮想通貨空間より、米金利の影響を強く受ける新興国の為替、新コロナで財政を悪化させている国も多く、すでに外貨不足や為替安国は、さらに自国通貨安に追い込まれ、ドルで決済される輸入価格の高騰に耐えられない国も多く発生する可能性もある。

0123_05.jpg

[ 2022年1月23日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧