追報:繊維加工のパリゼンヌ(株)(大阪)/破産開始決定 新型コロナ関連倒産
続報。大阪にある繊維加工のパリゼンヌ(株)が破産開始決定を受けたことが判明した。
負債総額は約7億円。
新型コロナ関連倒産
以下要約。
破綻要約 JC-NET |
||
1 |
破綻企業名 |
パリゼンヌ(株) |
2 |
本社地 |
大阪府八尾市東老原2-25 |
3 |
代表 |
中條聖嗣 |
4 |
設立 |
2005年9月. |
5 |
資本金 |
3600万円 |
6 |
業種 |
繊維加工 |
7 |
売上高 |
以前のピーク期、約17億円 |
2021年9月期、約3億円 |
||
8 |
破たん |
2022年2月2日、 |
事業停止 |
||
2022年2月9日、 |
||
自己破産申請 |
||
2022年2月17日. |
||
破産手続きの開始決定 |
||
9 |
破産管財人 |
白井啓太郎弁護士(法律事務所あさひパートナーズ) |
電話:06-6226-8976 |
||
10 |
裁判所 |
大阪地方裁判所 |
11 |
負債額 |
約7億円 |
12 |
破綻事由 |
同社は衣料品製造のピーエムエル(株)から繊維加工部門を分離させた会社。染色加工からシルケット加工など婦人服向けや自動車の内装用生地なども手がけ大手繊維商社などから受注していた。しかし、リーマンショック・消費税増税などから消費不況が続き、国内のアパレル生産業界は、SPAの台頭、安価な中国や東南アジア製品に押され、不振が続き、同社は売上高が減少、染料代など原料高で採算性も悪化させていた。そうしたなか、今般の新コロナ事態で、百貨店や大型商業施設の一時休業などからアパレル市場の販売そのものが減少し、同社の受注も減り続け、資金繰りにも窮するようになり、今回の事態に至った。 |