アイコン 尹錫悦次期大統領の公約は・・・ 選挙戦での発言などより


尹錫悦次期大統領当選人は会見で、
「自由民主主義を脅かすいかなる勢力と理念も遠ざけ、国民の常識に基づき、国民の利益と国益基づいて国政を運営する」
「不正腐敗は国民の側に立って厳しく処罰し、法治の原則を確実に守っていく」
と述べ、「統合と繁栄の時代」を国政運営の目標に掲げた。

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1、新コロナ防疫対策では、
大統領直属の特別本部を設置し、緊急救助プログラムを始動させる。

2、不動産政策では、
不動産市場を安定させるため、250万戸以上の大規模な住宅の供給とともに、高い税率の総合不動産税の廃止の検討や再建築など不動産規制の緩和。

3、経済政策では、
民間主導による経済成長を目指す。
持続可能な発展は、成長と福祉が公正に好循環しなければ不可能だ。
政府主導ではなく人間中心の経済に転換して、雇用を創出して中産層をさらに厚くしていく。

4、雇用政策では、
企業が働きやすい環境をつくり、政府主導も含めた短期雇用ではなく、質の高い民間の雇用を生み出す。雇用については、規制を解き、政府の役割を最小限に抑える。
現政権の「所得主導の成長」から「企業中心の成長」にパラダイムを転換する。

5、女性家族部の廃止、虚偽告訴罪の処罰強化では、
女性家族部の廃止については、「男女を分けるのではなく、子ども、家族、人口減少などの問題を総合的に扱う部処の新設を進める」としている。

6、原発では、
現政権の「脱原発」を白紙化し、原発投資を続けるとしている。

7、外交では、
(1)対北朝鮮・・北朝鮮の違法で不合理な行動には原則に基づいて断固として対処する。しかし、南北対話の扉は常に開いておく。完全な非核化が実現するまでは対北朝鮮制裁を維持しなければならないとしている。

(2)対日・・・・日韓関係の改善に乗り出す。日韓共同の利益と日韓の未来の世代が志向すべきところは何かに重点を置いて、日韓関係を考えていく。シャトル外交を実現させたい。

(3)対米・・・10日バイデン大統領と電話会談、インド・太平洋地域の平和と安全保障、米韓同盟の力を再確認、また、北朝鮮の核やミサイル開発の脅威に対応するため、緊密な連携を続けることで一致している。

(4)対中国、まだ、はっきりしないが、より米国に近い路線の政策となるだろう。文政権が中国に誓った「三不の誓い」、ここにきて与党関係者から「発表した」だけで約束はしていないと公言している(見返りに文大統領が国賓で中国を訪問していた)。中国が怒るのは必至、どう取り扱うのだろうか。文氏は次期大統領に大きな足かせを作っている。
尹氏は選挙期間中にTHAADをさらに配備すると発言(現状、星州のTHAADは射程距離からしてソウル市をカバーしていない。ソウルは短距離のPAC3+中距離で自称百発百中の国産迎撃ミサイルでカバーしている)している。

今後、ともに民主党を文派と非文派に完全に分裂させるため、検察の権力を復活させ、ともに民主党の議員たちに積もった埃を叩く必要があろうか。
そして2年後の総選挙では与党が分裂選挙を行うよう画策し、総選挙では現野党が漁夫の利でも国会の過半数を取る必要があろう。
ともに民主党を揺さぶり続ける必要がある。ともに民主党はこれまでいくらでも分裂・野合を繰り返してできた党でもある。左の人たちは権力闘争に明け暮れる習性が大昔からある。

今回の大統領選挙と同時に行われた国会議員(一院制)5人の補欠選挙、国民の力が4勝1敗、その1敗は無所属で与党のともに民主党ではなかった。今回の大統領選は与党で李在明氏が候補者に決定した時点から与党内ですでに実質分裂状態にある。

[ 2022年3月11日 ]

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