アイコン 2月の近畿圏の分譲マンション発売状況▲19%減/不動産経済研究所


不動産経済研究所が発表した2月の新築分譲マンション(販売開始から1ヶ月間)の発売状況は次のとおりとなっている。

○発売は前年同月比▲19.8%減の1,378戸。2ヶ月ぶりに前年同月を下回る。
○戸当り平均価格は2ヶ月ぶりのアップ、㎡単価は4ヶ月連続上昇。
○契約率は79.2%と好調。好不調の境の70%クリアは3ヶ月連続。

1、発売戸数
発売戸数は1,378戸、対前年同月の1,718戸との比で▲340戸減、率で▲19.8%減、対前月(1月)の792戸との比で586戸増、+74.0%増。

 

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2、地域別発売戸数とシェア
大阪市部が710戸で51.5%、
大阪府下が261戸で18.9%、
神戸市部が67戸で4.9%、
兵庫県下が173戸で12.6%、
京都市部が67戸で6.2%、
京都府下が52戸で3.8%、
奈良県が1戸で0.1%、
滋賀県が29戸で2.1%、
和歌山県が0戸。

3、契約率
契約率は79.2%と好調で、前年同月比で0.7ポイントアップ、前月比では1.7ポイントアップ。
2022年1月は77.5%、2021年12月は73.5%。

4、平均価格・㎡単価
1戸当り平均価格は4,433万円、1㎡当り単価は79.1万円。
前年同月比で価格は479万円高、率にして12.1%アップ、㎡単価は 6.0万円高で8.2%アップ。
前年同月比で戸当り価格は2ヶ月ぶりのアップ、㎡単価は4ヶ月連続の上昇。

5、地域別販売平均価格と平方メートル単価(前年同月比)
大阪市部が12.2%高の4,257万円、10.1%高の96.0万円、
大阪府下が1.7%高の4,827万円、2.7%高の67.8万円、
神戸市部が19.2%高の4,111万円、1.4%高の71.2万円、
兵庫県下が▲11.1%安の4,174万円、▲0.6%安の62.9万円
京都市部が90.1%高の5,468万円、13.8%高の83.5万円、
京都府下が6.9%高の4,431万円、3.6%高の57.7万円
滋賀県が10.4%高の4,456万円、▲2.6%安の59.4万円
奈良県と和歌山県はなし。

6、販売在庫数
2月末時点3,884戸で前月末比▲199戸の減少、22年1月末は4,083戸、2021年2月末は3,456戸。

7、3月の発売戸数予測
3月の発売戸数は1,500戸程度を見込む。
2021年3月1,815、2020年3月1528戸。

8、マンション市況の特徴
注目のタワーマンションが発売開始し、単価は2月としては調査開始以来の最高値となった。都市型コンパクトを除いた契約率も75.1%と好調。昨年末に4,400戸まで急増した在庫は圧縮傾向が続くも、前年比では12.4%増加した。

調査対象地域は、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県の2府4県。
以上、

 

[ 2022年3月22日 ]

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