アイコン 10月の近畿圏の分譲マンション販売戸数3%の微増


不動産経済研究所が発表した10月の近畿圏の分譲マンション販売動向によると、
発売戸数は前年同月比3.0%増の1,457戸デ3ヶ月ぶりに前年同月を上回ったものの、調整が続いている。

1.発売戸数
1,457戸、対前年同月は1415戸で42戸増、率で3.0%増、対前月では1210戸で247戸増、20.4%増となった。
 
2、地域別戸数シェアと発売戸数(1,457戸)
大阪市部が40.2%の586戸、
大阪府下は16.8%の245戸
神戸市部は15.2%の221戸、
兵庫県下は16.1%の234戸、
京都市部は3.1%の45戸、
京都府下は3.2%の47戸、
奈良県は0.1%の2戸、
滋賀県は5.1%%の75戸、
和歌山県は0.1%の2戸。

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3、契約率
57.3%、前年同月比▲0.7ポイントダウン、前月比でも▲2.1ポイントダウン。

4、地域別契約率
大阪市部が53.8%、
大阪府下は78.0%
神戸市部は26.2%、
兵庫県下は63.2%、
京都市部は66.7%、
京都府下は72.3%、
奈良県は0%
滋賀県は76.0%、
和歌山県は100%。

5、即日完売物件(3物件14戸)
(1)ジオ新町レジデンス最終期
(2)ジェイグラン北千里3期2次
(3)アービング荒本駅前通り最終期

6、平均価格・m2単価
1戸当り価格は4,222万円、1m2当り単価は72.0万円。
前年同月比で価格は679万円ダウン、率は13.9%ダウン、m2単価は▲1.1万円ダウン、率は1.5%ダウン。前年同月比で戸当り価格、m2単価ともに3ヶ月ぶりのダウンとなった。

7、地域別、平均販売価格と前年同月比、㎡単価と前年同月比
大阪市部が平均販売価格は前年同月比▲32.6%安の3946万円、㎡単価は80.5万円で前年同月比15.2%安
大阪府下は1.9%高の4311万円、63.1万円で8.6%高
神戸市部は2.5%高の4218万円、88.0万円で41.7%高、
兵庫県下は3.2%高の4387万円、59.9万円で4.4%高、
京都市部は14.6%高の5962万円、95.1万円で27.5%高、
京都府下は4334万円、56.8万円、
奈良県は5460万円、62.8万円
滋賀県は4440万円、59.8万円
和歌山県は4060万円.56.6万円

8、販売在庫数
10月末時点の販売在庫数は3,801戸、前月末比250戸増、2021年9月末3,551戸、2020年10月末3,068戸と新コロナが影響しているのか販売不振。

9、11月の発売戸数予測
11月の発売戸数は1,500戸程度の見込み。
2020年11月1610戸、2019年11月1,492戸だった。

10、マンション市況の特徴
契約率は先月に引き続き、大阪市部と神戸市部が大きく低迷し、全体を押し下げた。
在庫は2010年12月の3971戸以来の高水準も、完成在庫は低位安定が続き、竣工後の販売は堅調。大型・タワー物件の初回売出し後ろずれが継続中。
以上、

大阪市部の分譲マンションは場所に人気がなかったのか契約率が低くなっている。
東京都区部の場合、夫婦で年収1000万円以上のパワーカップルが湾岸の超高層マンションなどのニーズを高めているという。
東京以外の田舎は政府と財界主導の非正規雇用増により共稼ぎしなければ、子育てもあり、余裕がない世帯が多く、自ずとマンション価格は決定する。高ければ売れない。高級マンションを地方で開発する場合、大金持ちの世帯数とパワーカップルがどれほどいるのか事前調査する必要もあろうか。
この間、アベノミクスを享受した経営者や株式など投資で大儲けしている人たちも多く発生している。

 

[ 2021年11月19日 ]

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