アイコン 11月の近畿圏の分譲マンション発売状況 30%増 ㎡単価30%高 タワーマンション影響


不動産経済研究所が発表した11月の近畿圏の新規分譲マンションの発売状況によると、
11月のマンション市況の特徴は、戸当り価格、単価ともにバブル時代の1991年8月の8,049万円、102.7万円以来の高値、11月としては過去最高値。
注目のタワーが続々と発売を開始し、記録的な高価格・高単価となった。
在庫は2010年6月の4,098戸以来の高水準も、完成在庫は低位安定が続き、竣工後の販売は堅調となっている。

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◎発売は30.4%増の2,099戸。2ヶ月連続で前年同月を上回った。
◎戸当り価格、m2単価ともに3割超の大幅上昇で1991年8月以来の高水準。
◎契約率は65.6%と低調。好不調の70%割れは4ヶ月連続。

1、発売戸数
発売戸数は2,099戸、対前年同月の1610戸比で489戸増で、率にして30.4%増、対前月の1457戸比で642戸増、率にして44.1%増。

2、地域別戸数とシェアは
大阪市部は821戸で39.1%、
大阪府下は466戸で22.2%、
神戸市部は96戸デ4.6%、
兵庫県下は415戸で19.8%、
京都市部は220戸で10.5%、
京都府下は26戸で1.2%、
奈良県は0戸で0%、
滋賀県は53戸で2.5%、
和歌山県は2戸で0.1%。

3、契約率
契約率は65.6%、前年同月比▲3.7ポイントダウン、前月比では8.3ポイントアップ。

4、平均価格・m2単価
1戸当りの平均価格は6,041万円、1m2当り単価は90.9万円。
前年同月比で価格は1,592万円で、率にして35.8%アップ、m2単価は21.3万円上昇、率にして30.6%のアップ。
前年同月比で戸当り価格、m2単価ともに2ヶ月ぶりに大幅アップ。

5、地域別の平均価格・m2単価
大阪市部の平均価格は8305万円で54.2%アップ、㎡単価は121.2万円で33.9%アップ(高額なタワーマンションの分譲が多くあったため)
大阪府下は4187万円で▲6.3%ダウン、59.4万円で▲4.3%ダウン。
神戸市部は4917万円で24.5%アップ、90.8万円で59.0%アップ
兵庫県下は5711万円で16.5%アップ、75.7万円で9.1%アップ、
京都市部は3275万円で8.1%アップ、90.8万円で12.7%アップ、
京都府下は4307万円で16.8%アップ、56.4万円で17.3%アップ、
奈良県はなし、
滋賀県は4300万円で11.1%アップ、59.7万円で6.4%アップ、
和歌山県は3710万円で7.4%アップ、48.8万円で4.5%アップ

6、販売在庫数
11月末の在庫数は4,064戸、前月末比263戸増、2021年10月末は3,801戸、2020年11月末は3,299戸。

7、12月の発売戸数予測
12月の発売戸数は2,000戸程度の見込み
2020年12月は3,105戸、2019年12月は3,230戸。
以上、


 

[ 2021年12月21日 ]

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