アイコン 隣国、空軍練習機、空中衝突・大破墜落


隣国南部の慶尚南道泗川市正東面四川邑付近の上空で1日午後1時37分ころ、空軍の国産練習機「KT1」2機が空中衝突して墜落する事故が発生、乗員4人全員が死亡した。緊急脱出装置で脱出した一人は、パラシュートも開き着地したが重症、その後死亡が確認された。パラシュートが完全に開いていたのかはまだ判明していない。

空軍によると、飛行訓練のために離陸した練習機と、計器飛行で離陸した練習機が同37分ごろ、基地の南側約6キロの上空で衝突したという。

計器飛行は目視で操縦する有視界飛行と異なり、計器の情報をもとに行われる。
墜落したKT1は共に2人乗りで、訓練生と教官がそれぞれ搭乗していた。
事故直後、2機とも脱出が行われたが、全員の死亡が確認された。

空軍によると、現在までに民間人の人的被害は確認されておらず、民家などへの被害状況は確認中という。事故現場の周辺には民家があった。

 

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消防当局はヘリコプター2機を含め、消防、軍、警察など133人を現場に投じて事故の収拾にあたった。
民家の屋根にも破片が落ち火災が発生したが、20分後に消し止められた。住宅に停めてあった自動車にも破片が落下したが住民のけが人はいなかった。

空軍は参謀次長を本部長とする飛行事故対策本部を設置し、正確な被害状況を確認する一方、事故原因の調査を進める方針。
KT1は、隣国の技術で設計・開発された初の国産練習機で2000年8月から配備運用されている。
空軍関係者によると、KT1が空中で衝突したのは今回が初めてという。
ただ、2003年11月にも訓練中だったKT1が墜落する事故が今回と同じ部隊であった。当時、空軍は事故原因を調査した結果、操縦士の操作ミスが原因だったと発表した。
以上、

有視界飛行でありながら、前方なりを見ていなかったのだろうか。
計器飛行者は、搭載レーダーを見ていなかったのだろうか、
近接飛行のアラームは鳴らなかったのだろうか
飛び立ってすぐ、いろいろすることもあり、周囲の安全に注意が散漫になっていたのかもしれない。

緊急脱出装置はある程度高度がなければ、脱出機能は働くが、パラシュートが開く間がなく、そのまま地面にたたきつけられることになる。


スクロール→

隣国 国産KT1練習機

乗員

2名

全長

10.26メートル

全幅

10.60メートル

全高

3.74メートル

自重

2.1トン

エンジン

プラット&ホイットニー製

PTA-62 ターボプロップエンジン1基

推力:950馬力

最大速度

574km/h/648km/h

航続距離

,668km

最高高度

11,000m以上

運用開始

2000年/初飛行:1991年

製造

韓国航空宇宙産業(KAI

備考・輸出

練習機のままや軽攻撃に改修され輸出されている

 

↓練習機「KT1」

0402_04.jpg

 

[ 2022年4月 2日 ]

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