NYダウ大幅安 消費者物価指数の発表控え
NYダウは前日比▲638.11安、率にして▲1.94%安の32,272.79ドル。
NASDAQに至っては、▲2.75%安の11,754.23ドルとなった。
米国債10年物の利回りは3.046%と3%台をキープしている。
CME日経先物は▲266円安の27980.00円、
東証では、円安で買われる輸出株が牽引した相場が続いている。
対ドル円は134.357円(10日06時35分現在)
(米10年もの米国債の利回りと大きく関係している)
対ユーロ円は142.656円(同)
米CPIは20年4月新コロナ落ち込んだ後、一貫して上昇し続けている。
米インフレ率は昨年10月から加速している。
米WTI原油先物価格は121.24ドル(昨年6月14日の価格は71.68ドル)、
東京市場価格は円安もあり上昇幅はWTIの2割増し。
米国は、6月のFOMCの会議で、消費者物価指数次第ではFRBの貸出基準金利を0.5%引き上げる可能性がある。インフレも景気も冷やすことになる。
米基準金利は、3月に0.25%から0.25%引き上げ0.5%に、5月0.5%引き上げ1.0%にしている。6月の引き上げ幅が問題。
世界同時不況でもならない限り、ロシアのウクライナ侵攻、露制裁の影響もあり、資源・エネルギー、穀物、食料、レアメタルに至るまで価格上昇要因となっており、商品価格は下がらない。
半導体ですら、ロシアが半導体製造の必需品のレアガスの輸出をストップし、生産拡大に大きな影響を与えることになる。
スクロール→
米インフレ率 |
参考 |
||||
|
インフレ率 |
労賃 |
生産者 |
||
|
インフレ率 |
食料 |
コア |
時間 |
物価指数 |
21/9月 |
5.4 |
4.6 |
4.0 |
27.06 |
129.16 |
21/10月 |
6.2 |
5.3 |
4.6 |
27.12 |
130.02 |
21/11月 |
6.8 |
6.1 |
4.9 |
131.26 |
|
21/12月 |
7.0 |
6.3 |
5.5 |
131.98 |
|
22/1月 |
7.5 |
7.0 |
6.0 |
27.33 |
133.54 |
22/2月 |
7.9 |
7.9 |
6.4 |
134.79 |
|
22/3月 |
8.5 |
8.8 |
6.5 |
136.65 |
|
22/4月 |
8.3 |
9.4 |
6.2 |
ドル |
137.79 |
・コアインフレ率はエネルギーと食料を除いたもの。 |
↓消費者物価指数=CPI