アイコン バイデン氏 過去最高のガソリン価格、精製会社に増産強力要請


米バイデン大統領は15日、米国のガソリン価格が過去最高を記録したことを受け、石油製品の生産・供給を直ちに増やすよう石油大手に要請した。
11月の中間選挙を前に、インフレ対策に取り組む姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。
バイデン氏は、エクソンモービルをはじめとする石油大手7社に宛てた書簡で、ガソリン価格の上昇は「プーチン(ロシア大統領)の戦争が主因であることは疑いの余地がない」と指摘。
ただ、石油会社も精製量を減らして利益を得ていると主張し、そうした行動が「米国民の苦境を悪化させている」と強く非難した。
以上、

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バイデン大統領の前に立ちはだかるトランプ前大統領とコーク兄弟、原油の生産量も遅々として増加せず、精製量は原油生産量に見合った生産量と見られ、目先はあっているにしても、大きくは的外れだろう。

コーク兄弟は巨大な石油精製施設を持ち、石油製品の物流シェアも大きく、化石燃料忌避のバイデンが、トランプのパイプライン敷設認可を取り消し、コーク兄弟を激怒させており、どうなるかわからない。原油がなければ石油精製も限度がある。

莫大な資産を持つコーク兄弟は、共和党内最右翼のティーパーティ関係議員たちのスポンサーでもある。2017年の大統領選ではトランプを支持しなかったが、その後、大統領になったトランプはパイプライン敷設を認可しており、コーク兄弟は次回、トランプ出馬では巨額を寄付するものと見られる。一部国立公園内を通るカナダからメキシコ湾岸に至る石油精製施設までのパイプライン。

米ヘッジファンドのアゲイン・キャピタルは、シェールオイル生産企業群に多額の投資をしている投資ファンド。価格高騰により投資先の生産会社からのハイリターンに大満足しており、新たな巨額投資による生産施設の新設や休止した施設の再開への新たな投資を減少させている。

全米自動車協会によると、レギュラーガソリンの全米平均小売価格は6月11日現在、節目の1ガロンあたり5ドルを超え、過去最高値を更新している。1ガロンは3.785リットル、リットルあたり1.32ドル=約177円。

米国は、ずば抜けて世界最大の原油・天然ガスの生産国である。利益分の税収増を日本のように還元すればよいものを。国民向けの共和党たたきの一環なのだろう。露制裁前の高騰はバイデン自らが招いていた。露制裁で拍車がかかったもの。

露制裁下、米国内の内輪揉めこそが原油価格の高騰を招いている最大の原因。海外から見ればいい迷惑。

↓米原油生産量
最終は22年3月、
原油掘削リグ稼動数(ベーカーヒューズ社)
19年12月末、677本
20年8月7日、172本
22年6月10日、580本
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[ 2022年6月16日 ]

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