アイコン ウクライナ軍に投入されている西側最新兵器一覧


米国のウクライナに対する今年1月から6月末までの兵器供与額は69億ドル(約9300億円)に達し、総額330億ドル(約4兆3千億円)の追加予算も編成している。

それに次ぐのは英国、地上戦用最新兵器のオンパレード、兵器だけ見ればエスカレートし続け、露に対する米英の代理戦争になっている。

ジョンソン英首相は物価上昇で人気が衰え、その巻き返しにウクライナを利用しているが、その効果はほとんど見られない。

一方、ロシアはミサイルを撃ち過ぎて精度の悪い旧式ミサイルや艦発射型ミサイルを使用しているという。どこへ飛んでいくか分からないだけさらに恐怖となっている。

しかし、いくら最新兵器を導入したとしても、アフガンでは旧ソ連が10年も侵攻した挙句、逃げ帰り、米国もまた20年もかけたものの逃げ帰っている現実もある。アフガンでは山岳地帯があり、ウクライナではビル群が戦いの場となっている。

バイデンにしてみれば、オバマ政権時代の副大統領(ウクライナ担当)として2014年に親露大統領に対してクーデターを起こさせたものの、ロシアに逆攻勢を仕掛けられクリミア半島を占領され、ドンバス地方の1/3を失ったが、その時の報復の様相も強くなってきている。ウクライナにとってバイデンの商品価値の高さは、バイデン息子がウクライナ企業の役員になり、月5万ドルの報酬(21年のウクライナの平均月収500ドル)を得ていたことからも窺い知れよう。

 

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バイデン政権は、このままではドンバス地方、クリミア半島から、ロシアや親ロシア兵を一掃するまで、さらに最新兵器を供与し続けるものと見られる。

2015年の停戦合意では独仏が主導して合意、強硬派の米国は停戦協議から実質外されていたことからしても、今回は、米国はEU内でも対ロシア強硬派の東欧諸国の結束を成功させており、ウクライナに戦わせ続けるものと見られる。

こうした対応は泥沼化し、戦に狂奔するプーチンをさらに激化させ、米国のさらなる最新兵器の大量供与のエスカレートは、窮鼠猫を噛む状態に至り、核戦争に至る可能性も示唆されている。

米国がロシアの黒海封鎖解除を狙い供与した対艦ミサイルは、ボーイング社製のハープーンとノルウェーのコングスベルグ社と米レイセオン社の「NSM」、射程は250キロ~300キロ、ただ、露は艦艇を近距離に置かずとも機雷を設置しており、実効性においてはイタチごっこ、実際はオデッサへの艦艇からの攻撃を防止するためにあるようだ。露はすでに旗艦である「モスクワ」を沈没させられており、黒海艦隊そのものも脆弱。

今回の露のウ侵攻に対する西側の結束は、長期政権への驕りの結果でもあり、しいては、今秋、党創設者の毛沢東以外前代未聞の15年・20年の長期政権を狙う習近平の台湾侵攻へのけん制にもなっている。

長期政権そのものが独裁になり、良い結果をもたらした国など無い。

以下、BBC等の報道参照

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米国はウクライナ独立後、昨年までの累計で50億ドルを支援してきた。欧州からも別に支援され、こうした資金がウクライナの腐敗を招いていた。

2019年、縁故・腐敗撲滅を謳ったコメディアンのゼレンスキーが大統領に選出された途端、何もせず、劇団や芸能人・放送局関係者を大量に閣僚や重要ポストにつけ、今日ではゼレンスキー劇場をこうしたプロ達が盛り上げている。

ロシア同様、自らにとって都合のよい情報だけを、情報のプロたちが選別して国内外へ発信し続けている。

ウクライナ軍は、ロシアの圧倒的な火器に対して兵器不足に陥り、米国はじめ西側から大量の兵器の供与を受けている。ただ、ウ軍が使い慣れた兵器は少なく、さらに大量に供与された砲弾は口径が異なり、使い物にならず、弾薬不足にも陥っていた。

その後、西側の東欧国から使い慣れた旧ソ連製の兵器の供与を受けている。また、その後は欧米も最新兵器と弾薬をセットにして送り込んでいる。

 

↓M270多連装ロケットシステム

英国からM31A1精密兵器を備えた長距離ロケット砲のM270多連装ロケットシステムが供与されている。米ロッキード・マーチン製

これまでの多連装ロケットより3倍離れた距離(射程70キロ)から敵陣地や戦車を精密破壊でき、米国からも供与予定となっている。

 

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↓M142HIMARS

米国はM142 High Mobility ArtilleryRocketSystemまたはHimarsを供与する。

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↓旧、ソ連製もしくはロシア製のウクライナの榴弾砲

当初、西側が大量供給した砲弾は口径が異なり、新たに榴弾砲と砲弾15万発を供与している。

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↓米製榴弾砲「M777」

ゲームチェンジャーになる可能性が示唆されていた「M777」、すでに70基以上が供与されている。

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↓対戦車ミサイル

英国は数百発の精密誘導ミサイルを提供する。

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対戦車用携帯型ミサイル

英国は5,000基以上の次世代型軽量対戦車兵器(Nlaw)を供与している。

↓米製のジャベリンは対戦車の女神と称され、5500発が供与されている。

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↓英国は携行型の短距離用防空ミサイルを供与している
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戦車

↓旧ソ連製戦車、ウクライナ軍保有、ポーランド、チェコが供与。

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↓英国は戦闘支援の装甲車120台を供与している。

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ドローン、

攻撃用と偵察を兼ねたドロ-ンが供与されている。

当初成果を上げたのはトルコ製のドローンで、攻撃にも偵察にも使用できる。

最近では米国が、対戦車・敵陣自爆型ドローンを大量供与している。

↓トルコ製AIドローン

その実力はアゼルバイジャン軍が使用して立証されている。

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↓英国は最前線への物資供給方のドローンを供与している。

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↓米、ランチャ-発射型自爆型ドローン「スイッチブレード」(射程40キロ)100機供

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↓米製偵察用ドローン「フェニックスゴースト」

6時間以上飛び続け、夜間も偵察できる優れもので121機が供与されている。

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米国はミサイル搭載型ドローンの供与検討

↓米、「MQ―1Cグレーイーグル

空対地ミサイル「ヘルファイア」搭載可能なドローン「MQ―1Cグレーイーグル」4機

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↓対艦ミサイルHarpoon、米マクドネル・ダグラス社製、

すでに供与済み、潜水艦攻撃用に開発、艦対艦、艦対潜水艦、空対艦、陸上固定型、陸上移動型など開発されている。

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防空システム

首都キーウにはロシア製のS300をスロバキアから提供を受け配備している。

最近、米国は最新防空システム2基の供与を受けている。

↓ウクライナ軍はS-300、Tor、Buk、Osaなど配備している。

S-300はスロバキアからも供与を受けている。

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↓「NASAMS」米レイセオン社とノルウェー社が製作

ホワイトハウス=米首都の守護神であるNASAMS

中距離空対空ミサイルAMRAAMの地上発射型(射程160キロ以上)

レイセオン社のAIM-9Xサイドワインダー ブロックIIミサイルを発射できる。

NASAMSのファイヤーユニットは、コングスベルク社製火力分配センター(射撃統制装置)、複数のミサイル発射機、レイセオン製の「センチネル」レーダーおよび迎撃ミサイルで構成避けている。

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以上、

 

[ 2022年7月 4日 ]

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