アイコン 韓国の外貨準備高大きく減少か、それとも目減りか


大きく下方に変動したのは、基軸通貨であるドルでの準備高が比較的少ないことを表している。

米国の金利高でほとんどの国も為替や巣に陥っており、当該国の国債であってもドル換算では下落する。また、ドル所有分も株式等有価証券での所有残は株価下落で減少していることによるものと推察できる。

隣国の場合、資金を極限まで有効活用しており、兵器の売却や大型案件受注につき、相手国の国債=ソブリン債を購入して受注のために利用している点にある。ただ、国の関連機関だけではなく、金融機関や投資機関も外国証券や外国債権に投資し、カウントされており、より金利高の国の国債を購入している可能性もある。

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対ドルウォンの為替は、以下の表のとおりとなっている。

気になるのは対外債務、20年3月末は過去最高の5000億ドル弱だったのが、その後、増加し続け22年3月末には6540億ドルまで上昇している。文政権の財政規模拡大策により国債発行を続け、新コロナ対策費捻出もあり残高が大幅に増加しており、その売却先が外国人投資家だったことなどによるものだろう。

 


スクロール→

韓国の外貨準備高の最近の推移

為替

 

外貨

うち米国債残

対ドル

億ドル

準備高

米国債

シェア

ウォン

21/6

4,541

1,309

28.8%

1,123

21/7

4,587

1,261

27.5%

1,145

21/8

4,639

1,301

28.0%

1,161

21/9

4,640

1,290

27.8%

1,173

21/10月過去最高

4,692

1,254

26.7%

1,182

21/11

4,639

1,327

28.6%

1,184

21/12

4,631

1,312

28.3%

1,184

22/1月末

4,615

1,244

27.0%

1,205

22/2月末

4,617

1,224

26.5%

1,201

22/3月末

4,578

1,193

26.1%

1,215

22/4月末

4,493

1,178

26.2%

1,264

22/5月末

4,477

米財務省未発表

1,242

22/6月末

4,383

1,288

 

[ 2022年7月 6日 ]

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