アイコン ステランティス ジープの中国合弁会社を破産申請へ


フィアット・クライスラー・シトロエン等のブランドを有する世界大手の自動車メーカー「ステランティス」は、中国の自動車メーカー「広州汽車集団」との合弁会社について、破産申請することを決定したと発表した。

広州汽車は自社開発車両のほか、ホンダやトヨタなどの世界的なメーカーと合弁展開している。
同合弁会社は、中国にて「ジープ」ブランド車の生産を手掛けていたものの、近年は販売が落ち込むなど業績が悪化していたため、今年7月に合弁を解消していた。
なお、ステランティスは、ジープブランドの既存顧客および新規顧客について、今後もサービスの提供を継続する方針を併せて発表している。
以上、

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ステランティスは、オランダで登記され、アバルト、アルファロメオ、クライスラー、シトロエン、ダッジ、DS、フィアット、ジープ、ランチア、マセラティ、オペル、プジョー、ラム・トラックス、ボクスホールの14車両ブランドで展開している。

株主は、伊フィアットのアニェッリ家の投資会社、仏プジョー家、フランス政府、中国東風汽車(プジョーの大株主だった)が大株主。

2014年10月、フィアットが経営破たん状態のクライスラーを買収してFCAに、
1976年、プジョー、プジョーがシトロエンを買収してPSAに、ほかにDS、オペル、ボクスホールも統合していた。
2019年12月、FCAとPSAが合体し、Stellantis N.V.になったもの。

FCAは当初のルノーに合体を持ちかけたが返事がないまま、PSAに持ち込み合体となった。
ステランティスへの統合の仕掛け人はフィアットを有していたアニェッリ家。

ルノーは今になって中国吉利(ボルボカーズ)の力で世界を再編しようとしている。

現在、中国の自動車会社(合弁会社含む)の車両輸出台数は日本に次ぐ世界第2位、1位になるのは時間の問題。安価な車両販売で、新興国の市場を食ってしまうと見られる。
吉利は英国のロンドンタクシーも傘下におさめているが、中国で主用部材を生産し、英国で組み立て販売している。
ほかの中国メーカーも含め、現地企業を買収し、その企業の販売サービス網や工場を利用して組み立てだけさせて、販売拡大を図るものと見られる。安上がりな投資で市場を駆逐していくことになる。
 まだ、EVを販売もできないガラパゴス島の豊田社長は、柔軟性に欠け、もう過去の人のようだ。

[ 2022年11月 7日 ]

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