アイコン 台湾に続きタイでも販売中止 農心「辛ラーメンブラック豆腐キムチ味カップ」


タイ食品医薬庁は、韓国製即席麺「農心・辛ラーメンブラック豆腐キムチ味カップ」の一部製品の販売を中止する措置を取った。
 台湾で農薬成分が検出されたことを受けた措置で、タイでも同製品3040個を回収し、分析結果が出るのを待っている状況。

 これに先立ち、台湾衛生福利部食品薬物管理署は1月17日、輸入食品の通関検査で不合格になった製品10件に問題の「辛ラーメン」が含まれていることを明らかになり、「辛ラーメンブラック豆腐キムチ味カップ」1100キロが廃棄処分された。
 
問題の製品は、スープから発がん性物質のエチレンオキサイド(EO)が1キログラム当たり0.075ミリグラム検出された。
世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関はエチレンオキサイドを発がん性物質に分類している。

農心は過去、EUで問題となり、韓国当局が調べたところ、輸出用海鮮湯麺の野菜ミックス原材料6種中、輸入乾燥ネギで 2-CE 検出を確認されていた。
2-CEはエチレンオキサイド(EO)の反応生成物である2クロロエタノール(2CE、エチレンクロロヒドリン)をいう。

 

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台湾では日本から輸入した塩ラーメン、味噌ラーメン、ゴマ風味ラーメンの調味料から酸化エチレン(エチレンオキサイド・EO、基準:不検出)が、0.058~33ppm検出され不合格となっていた。

日本にはEO/2-CEについては安全基準はない。
日本は国民も反応示さず、安全は当然だと信じ込み、不感症状態が水俣病以前から続いている。産業優先策をとり続けた結果、食品の安全意識にも疎くなった日本國政府はこれから先も変わらないだろう。

エチレンオキサイドは、農産物などの燻蒸剤、殺菌剤として使用されるほか、ディスポーザブルの注射器や注射針など加熱殺菌により変形の可能性のあるプラスチックを用いた医療用器具の製造において、最終工程の滅菌ガスとして用いられている。
エチレングリコール、グリコールエーテル、界面活性剤など多様な化合物製造原料として大量に使用されている。

日本はEUとFTAを締結しており、食品安全基準ではEUに準拠しなければ、食品を輸出してもEUの安全基準に抵触すれば返品され信用も損なう。
韓国の食品企業は過去何回もエチレンオキサイドが輸出先で問題にされている。韓国の安全基準を信じ、問題にしないのは日本國政府ぐらいだろう。
中国でも韓国からの輸入食品の大腸菌問題で何回も輸入禁止になっている。

[ 2023年1月27日 ]

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