アイコン 中国 海底トンネル、開通2週間で水漏れ


新華社によると中国遼寧省大連市で5月1日、海底トンネルが開通した。中国北部初の海底横断型沈埋トンネルで、大連湾北側の鑚石湾地区と南側の東港ビジネスエリアを結ぶ。
片側3車線の自動車専用道路で全長5.1キロ、設計速度は時速60キロとなる。

しかし、完成したばかりの当大連湾海底トンネルで水漏れが発生していると17日報じられている。
沈埋トンネル方式の巨大な埋設函は工場で製作され、曳航して海底に沈め、函を連結して海底トンネルを完成させる方式。
水漏れは接合部分からと見られるが、水漏れ箇所が底部だったら、どうやって治すのだろうか。 宇和免側面だったら、一時的には水漏れ箇所に水中硬化剤などで対応できようが・・・。

 

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当初、6月開通予定だったが、早業の中国の建設業界、開通予定まで待っていれば水漏れも開通前に発生したであろうが・・・。
こうした問題が発生すれば、工事のゼネコンだけではなく工事担当のお役所の最高責任者まで政治的責任が及ぶのが中国。

日本の沈埋方式の海底トンネル「大阪港夢咲トンネル」
工期2年間で2008年8月に完成した「大阪港夢咲トンネル(咲洲-夢洲間)」は、全長約2.1km、うち海底部である800mは沈埋函(1函:長さ100m×幅35.4m×高さ8.6m)を8函連結。本沈埋トンネルは中央に鉄道が通り、その両隣に車道部(片側2車線)を設け、さらにその外側に避難用道路を設けている。水圧接合方式により安全かつ確実な施工が可能としている。工期短縮が最大の特徴。また海底に事前に溝を掘り、そこに埋設するが、シールド工法と異なり、地盤・岩盤の影響をほとんど受けない。
(大連海底トンネルはカーブしており、接合が難しかったのかもしれないが、すでに中国では各地で沈埋トンネルの実績が多くある。)
当工事では函は日立造船鉄構(株)堺事業所が製造、施工は五洋建設などが担当していた。

↓5月1日開通の大連海底トンネル
0518_01.jpg
 

[ 2023年5月18日 ]

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