今帰仁 新テーマパーク 株主資本224億円まで増額
沖縄本島北部のテーマパーク建設事業について、計画を担う(株)ジャパンエンターテイメント(JE)は今年2月から本格的に着工した。
600億円以上とされる事業費も県内外の企業からの出資などで調達の目処が付いたという。
(主な出資者は刀、近鉄G-HD、オリオンビール、リエボウ、ゆがふHD等・・・/なお、刀には大和証券が140億円出資している)
同社が目指す2025年の開業へ大きな節目を迎える。新コロナ時代を経て、経済も観光も近隣国との地政学的関係も激変しており、このままだとアニメを外せばすべてに埋没しそうな日本にあり、沖縄の持続的な存在感と経済発展が当テーマパークにかかっている。
北部テーマパーク計画は、コンサルティング会社「刀」(大阪市、森岡毅CEO)が発案した地域創生プロジェクト。森岡CEOは映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の再建を手掛け、後にUSJ運営会社の変更でUSが直接運営することになり、その過程で当沖縄プロジェクトは凍結された。
その沖縄プロジェクトが「刀」を核にして2018年に再び動き出した。
代表には、USJ時代の2012年から沖縄計画に携わっていた「刀」のシニアパートナー プランニング&オペレーション担当の加藤健史氏が、今帰仁・沖縄北部体験型新テーマパーク開発プロジェクト会社の「(株)ジャパンエンターテイメント」の代表に就任し、全般を担当し工事を進めている。
もともと、テーマパーク開発地は「(18H)オリオン嵐山ゴルフ倶楽部(2021年閉鎖)」跡地を核とする約60haであり、道路等整備されており、開発工事自体は順調に進むものと見られる。
ゴルフ場敷地は約120ha、当テーマパークはその半分を開発するもの、体験型の10施設を計画しており、2025年全面開業には間に合わず、順次部分開業していくものと見られている。
開発の元手となる株主が出資した株主資本は前期の67億7300万円から増額し、今年3月期(5期)までに224億3800万円と大幅に増加した。
担当者は今期の赤字計上について「北部テーマパークの計画に支障は出ていない。開発段階なので収支で費用が先行してかかっている状況だが、順調に進んでいる」と説明している。
同社は2018年に設立し約5年かけて準備を進め、今年2月に起工式を開催、2025年前後の開業に向けて、今帰仁村呉我山の建設予定地で工事を進めている。
スクロール→
(株)ジャパンエンターテイメント |
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本社地:沖縄県名護市大中1-19-24 |
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代表:加藤健史 |
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2025年オープン予定の今帰仁・北部テーマパークの開発会社 |
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体験型テーマパーク:10施設計画 |
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開発地:沖縄県国頭郡今帰仁村呉我山654-32 |
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開発面積:約60ha/開発総予算:600億円 |
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↓第5期、2023年3月31日決算/百万円 |
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流動資産 |
12,994 |
流動負債 |
1,899 |
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株主資本 |
22,438 |
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資本金 |
99 |
固定資産 |
11,343 |
資本剰余金 |
24,976 |
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資本準備金 |
24,906 |
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利益剰余金 |
-2,636 |
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(当期損失) |
-1,920 |
総資産 |
24,338 |
負債+資本 |
24,338 |