アイコン 東急の新宿・渋谷、小田急新宿大再開発の概要 「東急歌舞伎町タワー」来春オープン


東急百貨店渋谷本店再開発 36階建に変身へ 
渋谷区道玄坂二丁目24番土地における再開発計画により2023年1月末で営業を終える東京・渋谷の東急百貨店本店(東京都渋谷区道玄坂)跡地に、大型複合施設が建設される。
東急、東急百貨店、不動産投資・開発のLキャタルトン・リアル・エステイト(ルイヴィトンのLVMH傘下企業)が、「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト」として進め、商業施設や外資系ホテル、賃貸住宅などが入居して2027年度に完成予定。

大型複合施設は
高さ165メートル
地下4階、地上36階建。
地下1階から地上6階に商業施設、
7、8階と10~15階に外資系ホテル、
17~34階に賃貸住宅。
建築デザインはノルウェーの建築デザイン事務所「スノヘッタ」担当。

隣接する複合文化施設の「Bunkamura」と合計した延床面積は約11万7,000平方メートルとなる予定。Bunkamuraとの融合で新しい渋谷のランドマークを目指す。

ホテルは香港や米国、中国でラグジュアリーホテルを展開するスワイヤー・ホテルズが、日本初展開となる「ザ・ハウス・コレクティブ」を運営する。

 

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商業施設の概要はまだ明らかにされていない。

施設のキーコンセプトは「Tokyo’s Urban Retreat」。騒々しく、独自の文化が息づく渋谷で落ち着きや創造的な発展を提案する都会のオアシス、心身と社会的健康を体験できる場所を目指す。
これを実現する中核施設として低層階に光が入る吹き抜けのアトリウム「ザ・ハイブ」、階段状の屋上庭園に緑を配置した「ザ・サンクチュアリ」(統一教会系統の教会ではない)を設ける。

大型複合施設の建築に伴い、Bunkamuraは、オーチャードホールを除いて2023年4月から長期休館し、大規模改修工事に入る。営業再開は2027年度中になる見込み。オーチャードホールは当面、休館中も週末を中心に限定営業を継続する。

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「東急歌舞伎町タワー」来春オープン
東急と東急レクリエーションが東京都新宿区歌舞伎町で進めている再開発ビルの名称が「東急歌舞伎町タワー」に決まった。
娯楽施設の「新宿TOKYU MILANO」跡に、ホテルや映画館、劇場、店舗などが入る複合施設となって2023年春に開業する。
施設コンセプトは「好きを極める場の創出」。ホテルとエンターテイメントを中心にした複合施設として、歌舞伎町の娯楽の殿堂を目指す。

<施設概要>
敷地面積は約4,600平方メートル
構造は地下5階、地上48階建
高さは225メートル
延床面積は約8万7,000平方メートル
地下1~4階、東急グループとソニー・ミュージックエンタテインメントが設立したTSTエンタテイメント運営のライブホール。収容人員は1,500人。ライブホールとしては新宿地区最大規模。
低層階は飲食、物販などの店舗。
6~8階は約900の客席を備え、演劇や音楽公演に対応したTSTエンタテイメント運営の劇場が入居し、多彩な大衆娯楽文化を発信。
9~10階は8スクリーンを持つ東急レクリエーション運営の映画館。2014年末に58年の歴史を閉じた「新宿ミラノ座」の跡地に映画館ほ復活。
17~47階は東急ホテルズが運営するホテルゾーン。
20~38階が538室を備えるライフスタイルホテル、
39~47階が97室を持つラグジュアリーホテル、2つのホテルブランドに分けて運営。
45~47階にはペントハウスの客室を5室設ける。
高さ200メートルから都内を眺められるレストランや、テラス、パーティールーム付きのレストランも備える。

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<小田急百貨店新宿再開発 48階建 総投資額2,000億円>
小田急百貨店は、新宿駅西口の再開発で解体される新宿店(東京都新宿区西新宿)本館の営業を10月2日で終了する。
跡地は商業施設やオフィスが入居する48階建て大型複合施設が建設される。
新宿店は隣接するショッピングセンター「新宿西口ハルク」を改装し、営業を継続する。
  新宿西口ハルクは、地下1階から2階と7階などで営業しているスポーツ用品売り場の「ハルクスポーツ」や、地下2階の食品売り場を中心に改装する。
本館で営業している食品、化粧品、宝飾品売り場、ギフトサロンなどを移す。
期間限定のポップ・アップ・ストアや催事コーナーも設ける。
 
本館の営業終了から数日中に売場=移転させ、新宿西口ハルクを改装オープンする計画。
これに備え、本館では5月末から「新宿店お引っ越し前の売りつくし!」と題した特別企画を開催している。

跡地は小田急電鉄と東京地下鉄が進める新宿駅西口再開発で大型複合施設が建設される。
複合施設は
地下5階、地上48階建
延約28万2,000平方メートル、
高さ260メートル。
中低層階に商業施設、連絡通路の空中回廊、高層階にオフィス。
本館のほか、ショッピングモールの新宿ミロードが取り壊される。
今年10月中に着工し、2029年度の完成を目指す。

建設場所が特定都市再生緊急整備地域内にあることから、重層的な歩行者ネットワークやにぎわい、交流を生む滞留空間を整備して新宿グランドターミナル構想の実現を目指す。
また、国際競争力の強化につながる都市機能、防災機能の整備、環境負荷の低減も進める。
施設整備には東急不動産が参画し、小田急電鉄とともに約2,000億円を投じる計画。

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以上、
東京駅界隈の再開発、新宿・渋谷の再開発、東京ではあちこちで大再開発が行われている。


 

[ 2022年9月 1日 ]

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