また、食品会社ピングレの「コッケラン」からも、１グラム当たり２１個のマイクロプラスチックが検出された。７０グラム入り1袋に１４７０個のマイクロプラスチックが含まれていることになる。

今回、二つのスナック菓子から検出されたマイクロプラスチックは、ポリプロピレン（PP）とポリエチレン（PE）の２種類。この２種類は主に海水および包装資材などに含まれている。

韓国の食薬処は昨年、韓国国民が日常生活で一日１人当たり平均１６．３個のマイクロプラスチックを摂取していると発表した。
今回の調査結果によると、セウカンやコッケランを1人で1袋食べた場合、食薬処が発表した一日平均摂取量の７０倍超のマイクロプラスチックを摂取することになる。
ただし、今回検出されたマイクロプラスチックがどのような経緯で混入したかは明らかになっていない。
原材料の海産物に含まれていたのか、製造過程で何らかの理由で混入したのか不明という。
食薬処は今後、菓子の包装資材や容器などに含まれるマイクロプラスチックと健康リスクについて、速やかに調査を実施する予定だという。

農心製品の問題
２０１２年、
農心の即席ラーメンから、発がん物質ベンゾピレンが検出された。スープ製造の下請け会社の社長は禁止されている材料を使ったとして逮捕された。しかし、韓国食品医薬品安全庁は「極めて微量であり、問題ない」として不起訴にし、農心は当時、安全宣言のキャンペーンを張った。
２０２１年、
欧州連合（ＥＵ）は、農心の即席ラーメンから発がん物質エチレンオキサイドが基準値以上に検出されたと発表し、直ちに回収措置を取った。
２０２３年１月、
台湾で、農心の「辛ラーメンブラック」から、発がん性物質の農薬成分エチレンオキシドが検出されたと発表し、販売用や在庫用の計１１２８キロを廃棄処分にした。
２０２３年１月、
タイ国でも農心の「辛ラーメンブラック」から、台湾同様の発がん性物質が検出され、タイＦＤＡは販売を停止させた。
２０２３年７月
今回のマイクロプラスチック大量含有問題。

農心は、日本で成功した在日のロッテの創業者とその兄弟らが財産分与で大喧嘩、その財を得て韓国で食品会社として設立した会社。日清食品の即席ラーメンを真似た商品「辛ラーメン」で財を成している。

農心の「セウカン」（韓国版えびせん）もピングレの「コッケラン」（可風味）も今では日本のコリアタウンの至る所やスーパーで販売されており、アマゾンや楽天モールなどの通販でも購入できる。