アイコン パキスタン 爆弾テロで42人死亡 イスラム強硬派の政治集会


パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の政治集会で30日に爆発があり、少なくとも42人が死亡、130人以上が負傷した。地元警察は自爆攻撃との見方を示している。
政治集会はイスラム強硬派とつながりがあることで知られる保守派政党ジャミアット・ウレマ・イスラム・ファズル(JUI─F)が開いていた。

同党はシャリフ首相の連立政権に加わっており、11月総選挙に向け選挙活動を行っている。
爆発が起きたバジャウルや隣接地域の病院には負傷者が搬送され、緊急事態が宣言された。重体の負傷者人は州都ペシャーワルの病院に搬送された。

救助隊によると死者は42人に達している。地元警察によると、130人以上が負傷し、大半が重体という。地元警察はロイターに対して、自爆による爆発だと語った。
シャリフ首相はパキスタンの民主プロセスに対する攻撃だと非難している。
以上、

 

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パキスタンとアフガンは、両国にまたがる一帯でイスラム国の一掃を行っており、その反発はパキスタン政権・国民に対するテロに向かっている。
パキスタンもタリバンアフガンも中国寄りであり、イスラム国は中国のウイグル族のイスラム教徒弾圧に対しても問題を指摘している。
ただ、イスラム国は限定され、拡大しておらず、大規模な攻撃はないだろうが、こうした爆弾テロ・自爆テロは今後とも続くものと見られる。
アフガンのタリバンが分裂でもすれば、過激派武装グループがISに参加する可能性もある(過去、タリバンと米国が和解交渉したとき、弱腰と批判し、タリバン強硬派の一部がISに参加した経緯がある。大きくはアフガンもパキスタンもISもイスラム教スンニ派の系統)。

IS系は、アフリカや中東のイスラム教徒が一定割合いる国や地域に入り込んでおり、国が王族支配か強固な独裁政権国でなければ、何が起きてもおかしくない。
イスラム教の紛争国に入ることは危険極まりない。特にIS=イスラム国関係の武装組織が活動している国もレッドカードに近いイエローカード、彼らは自爆テロを行うことから防ぎようもなく要注意。モスクや市場が自爆テロのターゲットになりやすい。


 

[ 2023年8月 1日 ]

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