バブル後の最高値の日本株とNYダウの２０１５年からの推移

雨が降れば桶屋が儲かる。江戸時代から相場の世界は桶屋と一緒、ウクライナ戦争では原油・ガス・小麦のほか米軍需企業株も棒上げ、長期化すれば韓国など武器輸出国企業が儲かる。
イスラエル-ガザWARでも原油価格が上昇=石油関連株が上昇、中東産油国への影響は少ないと見られたことから、今度は大幅下落に転じている。夢を買い現実で売る前の夢で上昇した時に売るのが鉄則。

WTI原油先物価格は今年７月にサウジとロシアの特別減産すると発表、６月３０日の７０ドルから９月７日には９３ドルまで上昇、その後８２ドルまで下げ、ガザWARで１０月１８日には８９ドルまで再び上昇、中東産油国に影響軽微として１１月１６日７２ドルまで下げ、２２日現在７７ドル台で推移している。上げも下げも理由が必要なようだ。

日本株はインフレ状態の米国株に連れて上昇したが、現実は今年３月、商社株買い占めを公表したバフェット効果で上昇している。

日本政府は日銀にも年金にも株を大量(計日本株だけでも５０兆円以上)に買わせ、株価が下がれば、損失から政府が批判されることから、選挙のために損をさせるわけにはいかず、下値切り上げ安心感がありこの間上昇している。

新コロナショックと現在の比較では日本株は７５％上昇のパフォーマンス、米株はこの間過去最高を更新したにもかかわらず５３％の上昇とに日本株の利益率が高くなっている。しかし、日銀や年金がいくら日本株を抱え込んでいても、投資家や外資が一旦売りに回れば堰がなく、大きく落ちた実態ともなっている。
政府は、日本国民の金融資産を賭博の一種の証券投資に注ぎ込まさせようともがいている。日本経済のためとかつてに思い込んでいる。金利をマイナス金利し、口ばかりの政府と財界のマッチポンプ、企業がいくら儲かっても給与を上げさせず、投資もさせず、インフレ抑制策に動き続け今に続くアベノミクス。

国民の金融資産は金利が３％付けば、高齢者たちはタンス預金にもせず、特殊詐欺にも引っかからず、孫に銀行や貯金利息でお小遣いやおもちゃを買い与え、お金が好循環することにもなる。
政府主導で国民が総投資時代に入れば、日本国民の金融資産は為替安も期待できる外貨預金や外国債券投資に向かい、現在の超円安はさらに円は暴落することになる。
日銀黒田前総裁や岸田首相、鈴木財務大臣は３６０円時代、５００円時代を期待しているのだろうか。日本の破壊者たちが蠢いている。

米国は２００８年のリーマンショックをシェールオイル・ガス生産のエネルギー革命で乗り越えた。世界最大の原油輸入国が、いまや世界最大の生産量を誇っている。それもまだ輸出は限られているが、輸出を大票田の欧州へ広げるため、ロシア潰しに走り、すでに大量のLNGが米国から欧州へ輸出されている。ここにきてユダヤ資本の米石油メジャーたちは生産基地を有するメキシコ湾岸から米内陸部で生産しているシェールオイル・ガス軍団の買収に走っており、そればかりか米国内のリチウム鉱山の買収も行っている。シティとアントワープを支配もしているユダヤは次世代も安泰のようだ。ただ、ユダヤもイスラムも原理主義者たちは永遠に相容れず、狂気・凶気の沙汰のようだ。

スクロール→

	日経平均	NYダウ
	円	ドル
2015.1	17,274	17,542
2015.6	20,403	17,927
2016.1	17,302	16,305
2016.6	16,068	17,760
2017.1	19,194	19,908
2017.6	20,045	21,317
2018.1	23,712	25,804
2018.6	22,562	24,790
2019.1	20,460	24,157
2019.6	21,060	26,160
2020.1	23,642	28,879
2020.4.	19,208	23,293
2020.6	22,486	26,062
2021.1	28,189	30,821
2021.6	28,943	34,289
2022.1	27,903	35,456
2022.6	26,958	31,446
23/1.	26,606	33,656

23/3.	27,693	32,483
23/5.	30,147	33,316
23/7.	32,167	34,880
23/9.	32,725	34,318
23/10.	31,381	33,319
11/20.	33,780	35,151

[ 2023年11月22日 ]

ホーム

経済

倒産

地域・経済

特集

問合せ