アイコン テスラ 上海にギガファクトリー建設 2025年から量産へ ESS用


テスラは干ばつで電力不足に頻繁に陥った南オーストラリア州で、電力貯蔵用蓄電池サービスを2017年11月から提供、太陽光発電施設も併用、再生エネ比率80%を実現、以来、電力不足は生じなくなっている。そうした施設がその後オーストラリア全土に拡大されている。

テスラの中国法人が(2024年)4月17日に明らかにしたところによると、テスラが上海に建設予定のバッテリーを製造する新たなギガファクトリーは今年5月に建設がスタートし、2025年第1四半期(1~3月)に量産を予定している。これは、テスラにとって米国以外で初のバッテリーを製造するギガファクトリープロジェクトとなる。
新工場は、超大型商用バッテリー「メガパック」を製造する。

「メガパック」は一体化したシステムインテグレーションとモジュール化した設計に基づき、電力網事業者やインフラ企業などが再生可能エネルギーをより効率的に貯蔵・分配するようサポートすることになる。

スポンサーリンク

「メガパック」の1ユニット当たり3.9メガワット時(MWh)のエネルギー貯蔵が可能で、3600世帯分の1時間の電力消費量を賄える。
また、約200ユニット余りでエネルギー貯蔵施設を構成することができ、100万MWhのエネルギー貯蔵が可能になる。
テスラはエネルギー貯蔵の産業で早くから事業展開を行い、2015年には米国で「メガパック」と家庭用バッテリー「パワーウォール」などの製品を打ち出し、それぞれ大規模な商工業向けエネルギー貯蔵市場と家庭用エネルギー貯蔵市場に進出している。

テスラ中国法人の説明によると、テスラはここ数年、エネルギー貯蔵事業が急成長しており、現在は世界の65を超える国・地域でエネルギー貯蔵製品を販売している。2023年には、エネルギー貯蔵の総発電設備容量が前年同期比125%増の14.7GWhに達したという。(原発1基平均100万KWh=1GWh)

中国では政策により再生エネの拡大が続いている。安全性が高いLFP製の蓄電システムが主で、中国の大手バッテリーメーカーも挙って参入している。
何れソーラー発電システムのように価格競争に巻き込まれ、中国勢に市場は駆逐されることになる。また、蓄電システムそのものもまだ大きな開発余地もある。
護送船団の日本勢は世界市場では影も形も消えてしまった。
資本力と金の・がない日本勢は、日本国政府が政策的に市場を構築する必要がある。ただし、あくまで国際競争力を持つ最低限必要とする。

日本の兵器は、性能は今では並になってしまっているが、価格は高くて売れない。各国に対して現在、新コロナ前より20%以上円安となっているが、それでも売れない(米ドルに対して40%円安)。小泉が学術研究予算を削減、企業も倣って削減した結果、少子化も進む中、技術力・開発力の劣化は計り知れない。・・奴の小泉来20年、新興国も含め世界各国は莫大な研究開発予算を投じ、日本との技術格差は確実に拡大している。
学術予算を火種がまだ少し残る東北大学に集中させるしか日本の将来はない。

[ 2024年4月19日 ]

スポンサーリンク
  

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧