JAXA、サイバー攻撃による情報漏洩の可能性を公表
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、去年から今年にかけて、複数回のサイバー攻撃を受け、重要な情報が漏洩した可能性を公表しました。この攻撃により、外部の企業や機関などと秘密保持契約を結んでいる機密性の高い文書などに不正にアクセスされた疑いが浮上しています。
JAXAは去年、外部からの不正なアクセスにより、内部のサーバーから職員の個人情報などが漏洩した可能性があることを確認しました。その後、今年に入っても複数回のサイバー攻撃を受け、被害の範囲や攻撃の詳細を調査しています。
スポンサーリンク
漏洩した情報については現在も調査中であり、具体的な内容に関しては公表されていませんが、JAXAはロケットや衛星の運用など、安全保障に関わる情報は別のネットワークで保護されており、漏洩していないと述べています。
一方で、攻撃を受けたサーバーには役職員や派遣職員の個人情報などが保存されており、これを元に外部の関連企業や機関との秘密保持契約に関連する機密情報への不正アクセスが懸念されています。
この事態を受けて、JAXAは関連する企業や機関、そして国民にご迷惑をおかけしていることを謝罪し、引き続き調査を進め、対策を講じるとともに、今後の情報漏洩を防ぐための取り組みを強化していくとしています。
[ 2024年6月21日 ]
スポンサーリンク