『長崎県を壊した男たち』第14回(山本啓介参議院議員の場合②)
2021年12月28日、自民党谷川県連は、次期県知事に誰を推薦するか、名ばかりの選考委員会を開き、筋書き通り、大石賢吾を推薦すると決定した。
その時の自民党谷川県連の幹事長が、今は参議院議員となっている山本啓介である。
当時、それはニュースでも流れ、見たくもない谷川、山本、大石の顔がテレビ画面に映り出され、不快に感じた長崎県民は多かったはずである。
その日、山本が知人の女性と平野町のレストランで食事をしている時、知人の女性が山本に『大石さんって、どんな人?』と尋ねると、山本は『俺も分らん、得体の知れない男だ!』と返答している。
チョット待って、あんたらは得体の知れない男を長崎県の知事に推薦したんね。と、知人の女性が山本に問うと、山本は『谷川のオヤジが中村はダメって言うけん、いくら得体の知れん男でも仕方なか。』と、手に持った味噌汁のお椀を口に運びながら不思議そうな顔して答えている。
上が決めた通りにやって、何が悪い?とでも言いたげだった。己の信念、政治哲学もない、とことん奴隷根性が沁み込んでしまっているのである。供託金300万円も選挙資金ゼロの無職の『得体の知れない男』を長崎県知事に推薦すること自体にも問題がある。明らかに長崎県民、有権者への裏切り行為である。
山本は大学を出て父親が関係する会社の会長に紹介されて自民党・虎島代議士の秘書になり、虎島氏が引退した後を受けて当選した谷川弥一の秘書を務め、2011年4月の県議選に出馬、社会経験もないまま県議にはなったが、志があって政治家になったわけでもない、ただ、政治家になって権力を振るいたかっただけの政治屋志望である。県知事が誰になろうが、長崎県がどうなろうが興味はない、上の指示通りに動いて、権力者のご機嫌を損なわないよう如才なく立ち回り、いいポストと金を貰い、得体の知れん男でも利用できれば、それで十分である。
これが『金子家』『谷川家』が閨閥支配する長崎県の政治の実態である。長崎県が政治の不毛地帯と呼ばれてる根本の理由であり、悲劇の元凶ともなっている。
『大石賢吾長崎県知事』の疑惑を追及する会の啓蒙ブログ(いただいたコメント・山本啓介参議院議員)を紹介します。
https://ameblo.jp/nagasaki1502/entry-12884190561.html
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次