アイコン 韓国の山火事 7日目でやっと鎮火 死亡28人 4.8万ha焼失


韓国南東部の慶尚北道義城郡で発生し、同道北東部の5市・郡に拡大した大規模山火事は、発生から7日目となる28日午後に消し止められた。

韓国各地で21日から同時多発的に発生した山火事の対応に当たっている中央災難(災害)安全対策本部は28日、同日午前6時の時点で28人が死亡し、37人が重軽傷を負ったと発表した。前日の発表から重軽傷者が5人増えた。

今回の山火事では4万8150ヘクタールの山林が被害を受け、2000年の東海岸の山火事を上回る過去最大の被害規模となった。

山火事は山間部で発生当初、強風で瞬く間に広がり、また飛び火も多く火災域は一気に広がり、25日には火災発生地から約70キロ離れた日本海に面した村にも火の手が回った。
その後、本格的な雨が降ったこともあり、韓国各地で発生した山火事は、鎮火に至った。
天の恵みの雨となった。

 

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当山火事の消火活動には138機の消火活動用のヘリが投入されたが消火は困難を極め、うち1機は消火活動中に墜落し、操縦士が死亡する事故も発生していた。
消防士など公機関の職員が消化活動中に亡くなった人は5人以上に達している。住民も火の回りが速く、避難中の車の中や道路上で焼死した人たちも多くいる。
 
被災者は約3万3000人に上り、2407世帯・8078人が今も避難を続けている。住宅や農業施設など3481ヶ所が山火事による被害を受けた。

 681年建立の曹渓宗「孤雲寺」(慶尚北道義城郡丹村面)を含む多くの山寺や史跡が焼失、国立公園の一部も焼失している。「孤雲寺」の「石造如来坐像」は僧侶たちが避難させたものの、台座は持ち出せなかった。
以上、
 ここ数年前から度重なる世界的な山火事の発生、地球温暖化、異常気象が関係しているという。ただ、山火事は、落雷によるもの以外、火の取り締まりを疎かにした人為によるものが原因。
韓国の過去の大規模山火事の発生は3月前後に限られており、枯れ草、乾燥の3月は、住民や国民に対して、特に注意喚起し、罰則規定も明確にすれば、ある程度火災防止につながると見られる。秋から春先にかけては乾燥してもおり、火が枯れ草に燃え移れば火は走り、手がつけられなくなる。
日本も韓国も国民が屋外での火の取り扱いにつき、厳重に注意するしかない。

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[ 2025年3月29日 ]

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