アイコン 八戸ニューシティホテル、一時休業 サバ不漁が影響


青森県八戸市に所在する「八戸ニューシティホテル」は、2025年2月1日より一時休業に入り、再開時期は未定であることが3日に明らかとなった。休業の主な理由は、近年のサバ不漁により、同ホテルのメインメニューであるサバ料理の提供を続けることが困難となったためである。

同ホテルは1980年に創業し、客室約40部屋を有するほか、和食処「七重」や喫茶店「麻」なども併設されている。このホテルは特にサバ料理を名物としており、その関連商品の製造・販売も行っていた。さらに、首都圏での催事にも積極的に参加し、サバの加工品を販売していたことでも知られる。サバ料理を目当てに県外から訪れる客も多く、ホテル全体の売り上げの大部分はサバ関連の商品に依存していた。

 

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しかし、八戸港におけるサバの水揚げ量は、1970年代には40万トンを超えていたが、2023年にはその量が3407トンにまで減少した。この減少に伴い、ホテルが使用していた大型のサバの調達が困難となったため、これまで通りのサバ料理の提供が難しくなった。特に、サバ料理において品質の維持が重要であり、その確保が難しくなったことが休業に至った原因とされている。

同ホテルの運営会社「ホテル八甲」の担当者によれば、休業期間中はホテルのリニューアルも含め、今後の方針を模索するとのことである。再開に向けては、新たな方向性を見出す必要があるとしている。サバ不漁の影響は大きく、今後のサバの漁獲量や流通状況を注視しながら、再開に向けた準備が進められることになる。

 

[ 2025年2月 4日 ]
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